じゃばのひまつぶし

駆け足山形:蛇足 

2023年10月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

旅行で食事の楽しみは大きい。特に家内にとっては旦那に何を食わすか考えなくてすみ、自動的においしい料理が出てくる3泊は天国。今回はすべての宿で夕食・朝食付きだったので楽だった。バイキングはつい取りすぎて残すことも多いのでもったいない。セットの食事の方がその地域の特徴のある料理を頂けるので地方ではセットがいい。バイキングよりも料理が記憶に残る。

湯野浜温泉のホタテ貝焼き、イカ・カレイの串焼き、魚のあら炊き、塩辛珍味。肘折温泉の雪豚のしゃぶしゃぶ、カレイのホウバ蒸し、鯉の洗い、鮎のから揚げ、等々。秋の山形名物の芋煮汁は、豚肉や牛肉、山菜入りなど、各地で違うそう。松島温泉は普通の海産料理。

難点は量が多くて我々には食べきれないほど。シニア限定で量を少なくして料金を安くしてくれたらいいのにと家内は言うが、若い人や大食漢のシニアもいるからそうもいかないだろう。我々はいつもシンプルな食事プランで、刺身の船盛りや特別料理を追加することはなく、酒類もあまり飲めないので、シブチンな客。

仙台空港で仙台名物という「ずんだ餅」を買った。ずんだ豆という枝豆を餡にしたもの。鶴岡の人によると材料のずんだ豆は山形でも作られているが、昔はわざわざ豆を作る人はいなかったという。米の減反政策の一環?なのか、ずんだ豆を作り、今ではブランド化してしまい、時期により地元の人も買えなくなるような人気という。東京には東北から来ている人も多いから、故郷の豆や餅が懐かしく、地方区から全国区の名物になったのだろう。

似たような話で、私の地方でも黒枝豆というブランド枝豆がある。シニア仲間によると昔は田んぼのあぜ道で作る「あぜ豆」と言っていたらしい。それがいつの間にか黒枝豆として有名になり、秋になると遠方からも買いに来る超人気。10月1日が黒枝豆の解禁日。同じ枝豆が9月末までは黒枝豆とは言えないとか。10月になると値段がアップするという話も。

お米も今はブランド化している。これも各地で差別化を図る競争をしているからだろう。
ブランド化することでその産物の付加価値となり、その地域が活性化するのはいいことだと思う。
あまりに過激になってふるさと納税のように偏ったり、行き過ぎがあるのは考え物だが。
お祭り騒ぎが好きな日本人だから、ブランド化も一種のお祭りかもしれない。


いつも駄文を読んでいただきありがとうございます。



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