じゃばのひまつぶし

駆け足山形:仙台〜鶴岡(その1) 

2023年10月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

3泊4日で山形・湯野浜温泉、肘折温泉、仙台・松島を巡った。当初はレンタカーで回るつもりだったが、夏の手術の後なので家内から車禁止指令で、公共機関で回ることにした。連日の強行軍に家内が音を上げた。車の場合は荷物を持って歩くことはないが、毎日重いキャリーバッグを引きずり、バスや列車に乗降のたびに持ち上げるのが結構きつく、これは予想外だった。

初日、仙台空港から仙台駅に着き、地下街で予想以上の時間待ちであわただしく昼食、バスの時間が迫ったが、山形行きのバス停がわからなくて右往左往。地元の人数名に聞いても誰も知らない。案内所でもらった地図でもわからず、結局、乗り場に着いたときにバスが来て危うくセーフ。山形から鶴岡への乗り継ぎもギリギリ。トイレに行く時間がなかったので、高速の途中の月山PAでトイレに行かしてもらう。

仙台から山形への道路は山の中ばかり、レンタカーにしなくてよかった。途中に除雪車の基地がいくつもあり、雪深い地域だなと思う。紅葉はまだまだの感じ。

鶴岡で湯野浜温泉行に乗り換え。着いたのは日没ギリギリ。かろうじて沈む夕日を撮る。ホテルが思いのほか遠く、家内が音を上げ、迎えに来てもらう。早く着けばホテルの部屋からも夕日が見えたはず。夜遅く温泉から出たら清掃係の人が来て雑談、昨日までは毎日のように雨で、今日はいい天気でラッキーだったという。今年は梅雨に雨が降らず、秋に雨ばかりで変な気候。沖で九州地方の魚のトラフグが獲れて話題になったという。

翌日はホテルの送迎バスで鶴岡まで送ってもらう。道路の路肩に延々と金属製の柵があり、冬の強い風を防ぐ柵だった。冬は強烈な風で横殴りの地吹雪となって道路の先が見えなくなるという。傘が役に立たないので小学生はみな合羽を使うという。いろいろ地元の話が聞けてよかった。

鶴岡ではメインの藤沢記念館を見る。家内は興味がないので近くの城跡公園を散策。直木賞を受賞したときの選考委員のコメントがいずれも作品は完璧なものではないが、将来を期待しての受賞と述べていたのが、さすが選考委員の先見の明と感じた。受賞後に故郷の鶴岡市で詠んだ句、「凍える冬の夜は 山形の雪を懐い 山形の人を懐う」 記念館の人に「懐い」の読み方を聞いたが、カナをふった資料がなく、正確にはわからないが、「思い」ではないかという。故郷の雪や友人を懐かしく思う感じが込められた言葉と思った。まだまだ読んでいない藤沢作品が沢山ある。



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