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読書日記
『最後に手にしたいもの』 <旧>読書日記1497
2023年10月13日
テーマ:<旧>読書日記
吉田修一『最後に手にしたいもの』集英社文庫
『室町もののけ草紙』を買ったら文庫にはさまれていたリーフレットに掲載されていて興味をもったが、なかなか近所の書店では見当たらずようやく入手して読んだ。購入して驚いたことに同種のエッセイをまとめた既刊本が既に4冊あってこの本は5冊目であったこと。
内容はANAの機内誌「翼の王国」で、連載しているエッセイ25本をまとめたもの(2012年9月〜2016年9月分)。旅行と言うと、交通手段のファーストチョイスが車(ドライブ)である私がANAに乗る機会はほとんど無く、当然ながらこのエッセイを今まで読んだことは無かった。
表題作の『最後に手にしたいもの』は今年(2014年)の夏は美術館によく行ったと始まり、東京国立博物館の「神品至宝」展と「ヤゲオ財団コレクション展」に触れ、そのコレクションの成り立ちに思いをはせ、こういう稀有なコレクターが最期に欲しがる物は何か…著者なりの答えを示し、美術館のすごさを称えて終わる。
このような6ページほどのエッセイがつらなり、基本的に悪口などは書かれていないので読み終えたあとは心地よい。それにしても、著者はよく旅に行く人だなぁ、というのが感想。
(2021年4月16日読了)
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