サンシャインクリーニング

「キツネとわたし」〜午後4時15分の待ち合わせ 

2023年10月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:日々雑感

夏、遮光カーテンの出番だった東側の窓は、
今は、サンキャッチャーが揺れる窓となり、
昨日の朝はレースのカーテンも全開にした。
窓の外は雨と晴れを繰り返し、おーい!太陽〜♪

「キツネとわたし」 キツネと友情を紡いだ
アメリカの生物学者の本当の物語。

父親の虐待を受けて15歳で自立した著者。
そこから大学進学とか、めちゃめちゃすごい。
人間嫌いで、社会が嫌いで、いつも金欠で
ロッキー山脈の過酷な自然で暮らしている。

ある日、彼女にとって特別な時間が生まれた。
毎日午後4時15分にキツネを待ち、
「星の王子さま」を読んで聞かせる時間だ。

キツネはペットじゃないと何度も語られる。
人間に頼ってるわけではない。
あくまでも自然の中で生きるキツネが
4匹の子を持つ父親としてのキツネが
自分の意志で、彼女との時間にやって来る。

だから、名前も付けず「キツネ」と呼んだ。
他のキツネとは違う彼女の特別な「キツネ」

私は、この本を手に取った動機、
期待していたものが、あんまり俗っぽくて
ちっぽけで、恥ずかしくなった。

結局、彼女は山火事でキツネとの関係を失う。
生きていけないほどの喪失感。
そんなキツネとの関係から学んだのは
目には見えない大切な事。好きな場所に住み
好きな人との関係を築くこと。愛と友情だ。

ずっと孤独だった彼女が、社会と関わり友達も増え
大学での定職も持ちと変化していく。金欠も解消だ。
ただ、人間に指図されない自然の中で、
キツネと出会ったお気に入りのコテージで、
植物と動物と共に生きる事に変わりはない。

私は昔ばなしに出てくるキツネを思った。
ごんぎつね、キツネの窓、手袋を買いに 
思うよりもずっと
身近な存在だったのかもしれない。

そして、映画「キタキツネ物語」も思いだし挿入歌の
ゴダイゴのグッドモーモングワールドも流れた♪



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