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「銀座のどら猫」 

2023年10月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1960年/日本〕銀座の裏道を根城にしているズベ公3人、由美(弓恵子)、万里(仁木多鶴子)、洋子(宮川和子)。ある日、3人がたむろしているバーに、大阪から来たというヤクザ・英次(藤巻潤)が入ってくる。東京に知り合いのいない英次を由美は何くれとなく、助けてやるようになる。実は英次は、大阪で、恋人・淳子を奪おうとした組長を刺して、逃げてきており、東京でも命を狙われるようになる。由美は、英次を助けているうちに、彼を愛するようになる。そんな、ある日、英次のところに、淳子からの別れの手紙が来て・・・。弓恵子、仁木多鶴子、宮川和子のトリオ映画、「お嬢さん三度笠」 ↓https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2022-11-10「東海道ちゃっきり娘」 ↓https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2023-10-01に次ぐ、第3弾。とはいえ、今回は、主役がハッキリと弓恵子さんのみで、仁木多鶴子さんと宮川和子さんは、あっけなく退場。しかも、2人とも、弓恵子さんと、大喧嘩した挙句の、絶縁、という形で(笑)。77分の短い映画だけど、かなり切なく、女心の琴線に触れる内容。大阪から来たヤクザ・英次に惚れてしまう、銀座のズベ公・由美。英次は、大阪に置いてきた恋人・淳子を、毎日、東京駅で待つのだけれど、淳子からの手紙で振られ、自分を愛してくれている由美と結ばれる。由美は、銀座の一等地に、親が残してくれた、花屋を一軒持っているのだけれど、それを売る。英次と2人、北海道で、心機一転、やり直すのだ。感激する英次。ところが、だ。いざ、出発しよう、という時、なんと、淳子がやって来る。その瞬間、劇場では、年配の男性が、「あっ!」とも「おっ!」ともつかない声を上げられていた(笑)。気持ちは分かる。私も、「えぇ!? ど、どうなるの?」と思ったし。2人の女を前にして、苦悩のする英次。一人は、店を売ってまで自分に尽くしてくれる女、一人は、妊娠しているらしい。選べない、選べやしない。オチは、それなりに、上手くまとめられていたけれど、スクリーンの向こうに続きがあるなら、3人はどうなっていくのだろうと、めちゃめちゃ気になる。評価 ★★★★☆

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