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「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」 

2023年09月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2019年/アメリカ〕2011年、ニューヨーク。双極性障害を患う、一人暮らしの老人・ケネス・チェンバレンは、早朝、誤って、医療用通報装置を作動させてしまう。センターからの通報を受け、安否確認の為、3人の警察官がケネスのアパートにやって来る。ケネスはドア越しに、通報は間違いだったと伝えるも、一応、顔を見せてくれと言う、警察官の言葉に耳を貸さず、頑なにドアを開けない。麻薬を隠し持っているのではないか、誰かを監禁しているのではないか、警察官は不審に思い、ドアを開けさせるため、その行動は次第にエスカレートしてゆき・・・。権利に対する考え方。自由に対する考え方。人種問題。病気への理解。などなど、国の違いや、個人の考え方や、経験値の差などを理解しないと、この映画は難しい。それに、解説する人の持って行き様で、ある程度、観た人の感想を誘導できる、怖い映画でもあるように思う。ケネスさんと、警察官、両方の立場から、フラットな気持ちで観たい。まず、警察官。彼らの行動は、やり過ぎだ。ケネスさんを理由に、日頃のストレスを解消しているようにしか見えない。しかし、彼らにも職務がある。今まで、私たちは、警察官や、役所の職員が、ある家を訪ねて、「異常なし」「問題なし」と判断した後で、実はその家で、虐待や監禁があったという事件を嫌と言うほど知っている。そして、それが分かった時の、世論の怒りは凄まじい。なぜ気付かなかった、プロだろう、対応が甘いからだ、と。万が一にも、そんな事を避けるために、警察官は、する事をしているだけのようにも思える。少なくとも、騒動の初期の段階においては。一方、ケネスさんは、双極性障害という病気だ。警察官がドアをドンドンと叩き、開けろ!と叫ばれると、耳鳴りがして、パニックになってしまう。警察官の言われるままに、ドアを開けたりしたら、暴力を振るわれるに違いないという、経験なのか、思い込みなのかは分からないけど、そういう考えに至ってしまう。観ている私は、「ケネスさん、お願いです、 ドアを開けてください。 ほんの5分です。 疚しい事が何もないなら、 警察官は引き揚げます」と心の底から思ったけれど、これは実話なので、結末ありきのストーリー。そう、これは実話。ラスト、ケネスさんは、警察官に銃で撃たれて死ぬ。あぁ、せめて殺さないでほしかった。それなら、一人の老人と警察官の、ちょっと大きないざこざで、話しは終わったのに。評価 ★★★★☆

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