読書日記

『祇園会 新・吉原裏同心抄(四)』 <旧>読書日記1483 

2023年09月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書日記

佐伯泰英『祇園会 新・吉原裏同心抄(四)』光文社文庫

帯に曰く「(表)新章につながる慟哭と衝撃のラスト」「(裏)2021年10月吉原裏同心の物語は新章に突入します」とある。吉原裏同心25巻、吉原裏同心抄6巻のあと、新・吉原裏同心と名前を変えてたった4巻にして本書で終了・・新しい「居眠り磐音」シリーズも続かず、今度は全123巻を一挙に電子化し、ネットで読める様にした。佐伯泰英も売れなくなったんだろうなぁ。

さて、本書の内容は裏表紙の惹句によれば、
江戸・吉原で、評判の遣り手らが不可解な辞職をし、相次いで姿を消した。異変の臭いを嗅いです四郎兵衛ら会所の面々は、その企みの背後を探ろうとする。一方の京では、ひと月続く華やかな祭礼、祇園会が始まった。祇園囃子の響く中、幹次郎は、新たな刺客からの脅迫と攻撃に直面する。
ということになる。まあ、衝撃的な出来事は確かにあるが淡々と進む感じ。

新刊として「照降町」シリーズというのが全4巻の予定で第1巻の『初詣で』という本が出ているけれど、買うかどうかはまだ未定。今までにもベストセラー作家はあまた生まれては消えていったけれど、今は出版界全体の不況の中で再生は難しいかもしれない。
(2021年3月11日読了)



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