じゃばのひまつぶし

忘れられない日 

2023年08月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

人には忘れてはいけない日、忘れられない日があると思う。
忘れてはいけない日は、女房の誕生日と結婚記念日(家内平和のため)、自分の誕生日(ボケのチェック)。
できれば忘れない方がいい日は、子供の誕生日。親の命日(父は忘れたが、母は孫の誕生日と同じ。忘れさせないためか)、ペットの命日。

8月12日は、私の忘れられない日。日航機事故、同僚の命日。彼と仕事は違ったが、下ネタが豊富で、よく笑わせられた。独特の笑い方はまだ思い出せる。
彼は翌日の米国出張の準備で東京に行き、予定が早く終わったので、前の便に乗り換えて事故に遭ったという。最終便に乗っていれば・・・

当時、私はまともな日本食もない米国南部のド田舎にいて、彼が西海岸出張の後で立ち寄ると聞いていた。
朝、出社して上司から彼が事故に遭ったことを知らされた。

ずっと、この事故を扱った小説やドラマを見ることができないでいた。
今日はBSで「クライマーズ・ハイ」という映画がある。横山秀夫の小説の映画化。小説は昨年読んだ。

40年近い昔だが、この時期だけは思い出す日。
申し訳ないが、明日になれば、思い出すのは1年後。いつかボケて忘れられるだろうが。

(補足)
映画は、事故の報道をめぐる新旧の新聞記者の醜い主導権争い的なストーリーが前面にでているので、悲惨な状況が抑えられて全部見ることができた。遺族が詳細な情報を知るために地方紙を求めるシーンはつらかった。小説よりも映像はイメージが固定化されやすいので、美醜がより強調される感じ。あの頃は携帯電話もなかった。パソコンも普及していなかったから、電話とFAXの時代。
あの年は阪神タイガースが優勝した年で、現地の会社で日本人が祝勝会をやった。日本車バッシングがあったり、日本が米国に迫る勢いがあった時期だった気がする。2023-08-13



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