じゃばのひまつぶし

歌は世につれ、歌詞は歳につれ? 

2023年08月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

ノドの運動のために月2回の歌う会に通っている。発声練習の後で現役時代には毎日のように聴いた曲、当時は知らなかった曲や朝ドラの主題曲などを歌う。選曲は基本的には先生。昔のメロディは、昨今のメロディよりも歌いやすい、今の曲は変化が大きすぎて覚えられない。耳になじみがないせいもあるだろう。

朝ドラの曲は、生徒に覚えたいという人がいるため取り上げられるが、見ないので個人的にはどうでもいい。前回の朝ドラ「舞い上がれ」の曲は高音が多くて難しかった。今は「らんまん」。これも難しい曲。聞く世代は高齢でも、ドラマの時代設定は古くても制作関係者は若いため、選曲も若い人向きになるのだろう。

若い頃は歌詞の意味をあまり考えなかった。TVの歌番組だと3番まで全部聴けることは少なかったのではないか?歌う会では歌詞を見ながら何回も歌うので意味を見直すことがある。歳とともに昔は何も思わなかった歌詞の意味が全然別に解釈できて笑ってしまうこともある。

岩崎宏美の“思秋期”、山口百恵の“いい日旅立ち”など

思秋期:学生時代のことを後年になって振り返るような曲だった。歌詞に「わたし18・・・、やがて19に・・・」という箇所がある。ここは「わたし78,やがて79に」と歌うとぴったりだなと思う。
しんみりした歌詞を見るとタイトルは思“終”期でもいいか。「お元気ですか皆さん、いつかまた逢いましょう」

いい日旅立ち:昔は“旅立ち”と聞けば旅行の意味以外なかったが、今は、「ん?あっちの世界へ?」という意味もあると思ってしまう。曲のサビの部分の「ああ、日本のどこかに私を待ってる人がいる」のところは「ああ、あの世のどこかに私を待ってる人がいる」と考えてしまう。現役の頃には思いもしなかった。当時、高齢者がこの曲を聴いて何も思わなかったろうか。
現役の頃は少なかっただろうが、今はもうあの世で私を待っている人が多くなったのは確か。
待ちついでなのでまだしばらく待っててください。

思秋期:https://www.youtube.com/watch?v=isbXlaKTfKk
いい日旅立ち:https://www.youtube.com/watch?v=Z26VlA7OjS0

普通に聴くと、やはりいい曲ですね。歳を経た分の思いがさらに重なるような。



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