サンシャインクリーニング

絵本「ころべばいいのに」 

2023年03月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:本を読む

好きな絵本は「ころべばいいのに」です。
ラジオから流れたネガティブなタイトルが気になり
図書館へ行くと人気作家の本らしい。
今月22日にEテレでアニメになる作品もあるようだ。

何人か嫌いな人がいる女の子は、ぼそぼそと考える。
あいつは、どうして、あんなこと 言うんだろう?
どうして 自分がされていやなことをひとに出来るの?

みんな 石につまづいて ころべばいいのに。。

しかし、誰かを憎んでる時間がもったいない!と気持ちを切り替えた女の子は、
頭から嫌な事を取っ払う方法を考える。

手の中で嫌な奴をぺちゃんこにする妄想をしたり、
自分が主人公で、映画の一番かわいそうなシーンの撮影だと暗示をかけてみたり、
全く違った関係のない事をやってみるか!と思ったり。

それでも嫌な気分に支配される時もある。

新たに思いついたことは、雨! 
突然の土砂降りの雨に当たってしまったのよ!
いつか、雨は止むよね〜と心に言い聞かせ、
雨宿りとして、自分の身の置き場、
逃げ場所として楽しい事を考えたりする。

また、女の子は、嫌な気分は自分の体の外側に
くっついてしまったものだと考えた。

何個も体中に嫌なことがくっつき、振り払っても取れない。仕方がないわね。。
付けたままでも美味しいものを
食べたり、誰かとおしゃべりは出来るはずだわ!

そうして、街を歩けば、大人たちも
いろんな嫌な気分を何個もつけたまま歩いている。
それを抱えながら、それに引きずられながら、
頭に乗っけながら、肩車しながら、みんなも大変なんだよねと気づくのだ。

女の子は最後に思う。この嫌な気分〜
ネガティブ怪獣が増えていかないように
毎日を「なんとかなるさ〜」と陽気に過ごそう〜
夜は、楽しい気持ちで布団に入るんだ〜〜い!

誰かに会って、ネガティブ怪獣を嫌い合おう!って
わいわい盛り上がってみよう。

そして、大人になってもちゃんと考える、逃げる、向かい合う、自分で決めていこうと思った。

対象は、4歳〜7歳以上となっているが、
漫画のような絵とリアルな感情の言葉が寄り添い、
まるでカウンセリングを受けてるような心地よい気持ちになった。
大人向けだという意味も分かる気がした。



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来音さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
それこそ、本当に突然の土砂降り!
そんな時にどうするのかしら?

雨宿りする人、
もう〜濡れちゃえ〜って思う人、
土砂降りが降った時のための隠れ家を作ってみたり
ケースバイケースでしょうね。

女の子の一番すごいところは、そんな思いを
全部自分が考えて、やっている事だと思います。
解決策は、そこなんだと思います。

2023/03/11 05:18:34

monさんへ

ローランサンさん

おはようございます。

>小池龍之介著「やっかいな人を自分のお城に入れない方法」〜ちらっと検索してみました。
困ったちゃん7タイプの事が紹介文としてありました。
本当に、困ったちゃんですよね(^▽^)/

色んな性格がありますが、
困ったちゃんを受け止めすぎると
自分の心の逃げ場所を失くしてしまい
しんどくなるよな〜と勝手に想像してました。

monさんにとって、そんな気持ちを理解してもらえるような本だったのですね。
自分一人では、知り得ない本がたくさんありますから
紹介して下さり有難うございました。

そして、monさんがおっしゃるように
子供だって、そう!子供だから、
悩むことも一杯あると思いますね。

大人と言う気持で、勝手に子供だから!な〜んて目で見て、彼らの世界を私たちは忘れているのかもしれません。

絵本で子供たちが上手く言葉に表現できない感情を
少しでも解消出来たら本当にいいと思いますね。

2023/03/11 05:10:18

まはろさんへ

ローランサンさん

おはようございます。
そうですね。私たちも子供の頃は
可愛い絵とシンプルなお話の絵本をよく読んでいたのかもしれないです。

子供が保育園の頃、
絵本に関するお話を聞いたことがあります。
身近に手に取ることの出来る
彼らのワンダーランドがそこにありますからね。

そんな中で、活字は読めるけど、本をあまり理解出来ない人たち、感情表現などを上手く捉えること出来ない大人、大学生たちの教育には
絵本を活用すると聞いたことがあります。

もしかして、私たちの知らないところで
絵本と言うのは、子どもだけではない
大人たちへに向けた物語もあったのかもしれないですね。

私の好きな作家にマリー・ホール・エッツがいます。
一連のシリーズは、子どもも楽しめると思いますが、
大人の方が、思いを馳せてしまうような物語があります。

決して、絵だから子供と言うわけではないようですね。特に今の時代、大人も絵本を求めているのかもしれないですね。

2023/03/11 04:58:13

心にぐさっ! (^^;

来音さん

想定外の状況になる場合もありますよね。
そんな時...
極端なたとえですが、ストーカーと超意地悪上司。
こんな時、絵本のような状態になっちゃうような気がします。
どんなにポジティブに考えても解決できない時。
勝ち負けではないですが、「逃げるが勝ち」
それも正解の一つなんでしょうね。

2023/03/10 22:53:12

ローランサンへ

monさん

とても興味をひかれる絵本を紹介してくださり、
有難うございます。

ローランサンの書かれた内容を読んで、
小池龍之介著「やっかいな人を自分のお城に入れない方法」
という本を思い出しました。
この本にであって私は目から鱗だったもので…。

子どもも子供の頭でたくさん悩んでいて、
子どもって大人みたいにたくさん言葉を知らないから
整理できないことが沢山あって、
そんな子供たちが少しでも絵本でホッとできて
ぐちゃぐちゃから解放されたらいいなって思いました。

2023/03/10 11:17:04

絵本

まはろさん

ローランサンさん

子供の本でも色々あるのですね 知らなかった
精神的な物語 大人向けの物語のようです
これが七歳ぐらいな子ども向け?驚いています
私の子供の頃とは大違い ですね

昭和初期生まれの私 子供の頃は綺麗で可愛い本ばかり
大きな眼をした女の子 の挿絵の 絵本
吉屋信子の少女小説がポピュラーでした
読んで可哀想で泣いたりしました とてもシンプル(笑)

それと未来の世界という絵本も漫画のようにして出ていました
私大好きでした その中で
未来に見えない飛行機 ができる 子供心に
ショックとロマン 心に残っているのです

でも今それが実現してる 無人機とか
ドローンとかを見ると その絵本を思い出すのです

なんでも早い今 ついていくのが難しくなりました

2023/03/10 10:36:44

風の鳥さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
そうなんですよ。おっしゃる通り
内容が簡単そうに見えて
平易な受け入れやすいアニメのような絵を描かれていても内容は、まるっきり大人の心の薬のようでした。

何だか読んだ後に、笑顔になれる気がしました。
次々と新しい作家は、新しいものを作り出してくれて
嬉しいですね。
不変な思いを受け継ぐと言うか。。

私が通ってる図書館は、特に絵本に力を入れています。子育て世代の多い町なので
教育、本の素晴らしさを伝えて行こうとする気持ちが伺えます。

雪だるまが消える〜私は知りませんでした。
これも是非とも借りて見たいと思います。
有難うございました!(*´∀`*)

2023/03/10 08:53:00

ローランサンさんへ

風の鳥さん

病気を含めて嫌なことの対処法が網羅されています。
この絵本には必要がないと思いますが、もう一つの強力な対処法は「時薬」ですね。

これは完全に大人向けの本。でもこれを読んだ子供が、大人になってふと思い出すことはあるでしょうね。

私は、雪だるまが消えるというとてもペシミスティックな絵本が、10代の頃思い出されて、影響されました。

2023/03/10 08:47:14

TOSHI(トシ)さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
絵が漫画チックなんですけど、すごく表情が良くて
実際に見てほしいです。
絵で伝わる感情がリアルで、
ちょっと疲れた時とかにいい絵本だと思います。

最近の絵本業界も本当に頑張ってるんですね。
この作家は、イラストも描くのかな?
多彩な男性です。

2023/03/10 08:16:22

ローランサンさん

TOSHI(トシ)さん

おはようございます。
素敵な絵本の紹介ありがとうございます。
絵も見たいですね。

そのとおりですね。悩める大人の方々に
プレゼントするのもいいですね。
紙芝居風に朗読するのもいいなあ。^^

2023/03/10 06:59:26

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