読書日記

『ひとり旅日和』 読書日記153 

2023年02月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書日記

秋川滝美『ひとり旅日和』角川文庫

書店で見かけて気になっていた本。まだ何冊も読む本がのこっているのに先日ついに購入し、図書館で借りた本を先に読まなくてはと思いつつ、手に取ったらそのまま一気に読了してしまった・・

内容紹介では
ひとり旅、勇気を出していってみたら、そこは知らない世界が広がっていた!

人見知りで要領の悪い日和は、なんとか就職した就職先でも叱られてばかり。自分は仕事に向いていないのではないかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められる。最初はひとり旅など無理だと尻込みしていたが、旅好きの同僚に後押しされ、旅に出ることに。最初は日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、出来立てのゆで卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動! さらにそこには、思わぬ出会いが待っていた。ひとり旅の楽しさに気付いた日和は、さらに、佐原、仙台、金沢、博多へと遠くへ足を延ばしていくようになる。少しずつ日和の成長していく姿は、仕事にも影響し始めて、周りの目も少しずつ変わっていく――

となっている。

私は友人たちとの数人〜10人程度で行く旅行も行くし、家族旅行(妻と2人が今は多い)も行くけれどひとり旅も決して嫌いでは無い。

この本の中で「好きなものを、好きな時に、好きなだけ、見たり食べたりできる」とひとり旅の利点を挙げてあるが、まさにその通り。特に好きなだけ見ていられるということは基本的に求めるものだ。「ひとりならば、計画にとらわれず予定を変更できる」というのもあった。これもその通りである。私は(お腹がすいている時に)食べられれば良い派で「おいしいもの」「土地の名物」にはこだわらない。

本書の日和は「来た、見た,食べた、帰る」というスタイルの旅で、気が付いてみれば食べてばかりで食べ物のことも多い。その「見た」もある意味偏っていて、城があっても登城てず、遠くから見るだけで満足という点は私とは大きく異なる。城があれば、城の構えやら立地やらから始まって、建物はもちろん防御施設や建物の配置、建物内部までしらみつぶしに見て回りたいのが私だ。

ということでひとり旅のスタイルは違うけれども日和の旅も楽しんだ。
(2023年2月03日読了)



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