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絵本「としょかんライオン」　

2022年12月11日
テーマ：本を読む

子どもたちにとって絵本は大切な仲間だ。
クリスマスフェアで並べられている本には、
小動物との関わり合いのものが多く、特にねずみが多かった。

そんな中、通常の絵本のコーナーで見つけた一冊！
「としょかんライオン」　

ある日のこと、図書館にライオンがやってきた。
図書館のルールには、ライオンはお断りという文言はない。
決まりさえ守れば誰でもようこそ　いらっしゃい！
図書館長のメリウェザーさんは、ライオンを受け入れた

最初は子どもたちの後ろで物語を聞いていたライオンだが
子どもたちと仲良くなると　倚りかかれるソファー代わりになって一緒にお話を楽しんだ。

もっとお手伝いをしたくなったライオンは、
館長さんの事務仕事も手伝ったり、本の埃を払ったり
図書館には、なくてはならない存在になった。

ある日、メリウェザー館長がケガをした。
急がなくっちゃ！誰か呼ばなくっちゃ！
ライオンは図書館内を走って助けを求めた。

図書館員のマクビーさんに向かって　「ガオー！」
　（館長さんを助けて〜）
するとマクビーさんから大声や走ったことを注意され
図書館から出て行くように言われてしまう。

それから姿を見せなくなり。
何だか子供たちも寂しい、館長も寂しい図書館。
あとから事情を知ったマクビーさんは
探しまくって、とうとう
外から図書館を見つめるライオンを見つける。

最後はハッピーエンドに終わります。
ルールは破らなくっちゃいけない時だってある。
本当に大切なことはルールを守ることじゃなく
もっと大事なものがあると感じる素敵なお話だった。

小さな動物のお話もいいけれど、
大きい動物の持ってる優しさ、頼もしさを感じられ
とてもチャーミングなライオンの絵に癒された。
その後、「書店員が選ぶ絵本大賞」の本だと知った。

そしてもう一つ、ずっと昔から大好きな絵本
　　　　「かしこいビル」

おばあちゃん家に行くために荷造りしていたメリーは、
一番大切にしているお人形のビルを入れ忘れた！
泣いてなんかいられない！　
かしこいビルは一生懸命走って走って
メリーの乗ってる汽車に追いつき、
メリーに喜びいっぱいで迎えられるというお話。

躍動感ある絵がすごく楽しい。
これは小さな子向けの古くからあるお話。

クリスマスに良い絵本と巡り合えますように。

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