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少しずつ知っていきたい　

2022年12月10日
テーマ：日々雑感

来春の朗読発表会用の作品を私なりに考えていたが、
先生から、鈴を転がすような声の鈴なりさんと
私がコラボして物語の世界を演じる提案があった。

それはある女性の一生を回想していくのだが、
鈴なりさんには、女性が6歳の時に感じた思いを
綺麗で穢れの無い少女をイメージした声で語ってもらう
そして、それを受けて、
37歳になった女性の思いを私が語るというもの。

作家と言うのは、自分の年齢以上のものを書けないと聞いたことがある。
確かに想像だけでは書ききれない経験の世界がある。

私は朗読の世界で表現する37歳の女性の気持ちを思う。もうとっくにオーバー37！（*´∀｀*）
鈴なりさんが承知されるのなら、私も一緒に物語の世界を作っていきたいな。

昨日は見学者が3人いらっしゃって、
一人はこれから話す仕事に就くらしい。
色んな立場と違った暮らしの中で
朗読を学びたい人が集まる時間と空間。
そこで同じ目標で交わり合うって幸せだ。

新メンバーで大阪からこの土地に移り住んだ人と
前回はあまり会話することもなかったが
昨日は関西チーム　がんばろな！楽しもな！とはしゃぎはじけた。

その後も本屋さんでもバッタリ会い軽い会話が始まる。
彼女の話はポンポン飛んで、それを謝ってこられたが

「何でも掬うのが関西のおばちゃんやで！」と切り返し
彼女の言葉ボールをレシーブしまくった。（*´∀｀*）

ところで、ぶらりと歩いた大阪で
今年二月に完成した
安藤忠雄さんのデザインの中之島美術館に行った。
外観は真っ黒で、中に入るとツーンした吹き抜けがある

今回の展示はミュシャとロートレック
グッズ売り場はほぼミュシャのものが占めていて
日本人は好きなんだな。。
トランプの絵柄みたいなミュシャ
私はロートレック推しなので残念だ。

チケットは、一般1600円だった。
正直高いわ〜と思うけれど
映画も正規価格は1900円なので仕方ないのかな。

それでも芸術は
もっと気軽に楽しめるものであってほしい。
カジュアルに楽しめる価格であって欲しい。

昨日、たまたま借りてきた本「向田邦子の本棚」に
ロートレックの料理本が紹介されていた。
彼が自ら腕を振るった創作料理に
デッサンや水彩画で描いた口絵が添えてある。

私は自分の好きな作家の素顔と
好きな画家の素顔を知り、一層彼らが好きになった。

誰も拒まない図書館で見つけた私の小さな喜び！

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