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「パラレル・マザーズ」 

2022年12月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2021年/日本〕カメラマンのジャニス(ペネロペ・クルス)は、恋人の子を宿し、出産が近づいたため、入院する。同部屋の17歳の少女・アナ(ミレナ・スミット)も出産を控えており、親しく口をきくようになる。その後、2人は、同じ日に、共に女の子を産む。退院したジャニスは、恋人に、娘・セシリアを会わせるが、「自分に全く似ていない。本当に僕の子なのか」と言われ、ショックを受ける。ジャニスは、DNA検査キットを取り寄せ、自分とセシリアの唾液を採取、検査機関に送るが、驚くべき結果が返ってくる。「ジャニスとセシリアの間に、親子関係はない」と・・・。さすが、ペドロ・アルモドバル監督。見応え十分。DNA検査の結果、自分と娘の間に、「親子関係は100%認められない」と出てしまったショック。そんな主人公・ジャニスの役をペネロペ・クルスが熱演。悩み、苦しみ、葛藤、迷い。産んだ子が実子でないって、どういう事なのか。原因は、病院で取り違えられたとしか考えられない。ジャニスは、同部屋だったアナに電話をしようと、すぐにスマホを手に取るのだけれど、途中でやめてしまう。たった数ヶ月ではあるけれど、赤ちゃんは可愛い顔で笑うようになり、当然、自分の子供だと疑いもせず、可愛がり、世話をしてきた。それを今更。赤ちゃん取り違え事件は、日本でも、昔あったと聞く。簡単に間違えたと言ったって、当事者にしてみたら、「あぁ、そうですか。じゃあ交換しましょう」で済まされるわけがない。それは人生をも左右される、重すぎる出来事。しかも、この映画、問題はそれだけでは終わらない。その後、アナと偶然再会したジャニスは、信じられない事実を突き付けられる。アルモドバル監督は、そんな重い話に、スペインの内戦による、遺骨発掘の話を絡めてくる。脈々と繋がる命、母性、などなど、考えさせられる事、いっぱい。それから、一つ、面白く思った事。DNA検査って、あんなに簡単にできて、結果もすぐに知る事ができるのね。私がこの先、DNAに関する検査をする事はないと思うけど(笑)、すごく興味深い場面だった。赤ちゃんの取り違え、托卵、などなど、血縁者だと思っている相手が、実は赤の他人、なんて事は、人が思っているより意外と多い、というデータがあるとも聞く。下手にDNA検査などしない方がいいと言ったのは、今、人気の著名人だったっけ(笑)。評価 ★★★★☆

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