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のんびり。

「人情馬鹿」 

2022年11月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1956年/日本〕バイクのセールスマン・津川(菅原謙二)は、キャバレーの歌手・ユリ(角梨枝子)に本気で惚れており、母親にも、彼女との結婚を考えていると伝える。ある日、津川の会社で、「金を納めたのに、バイクが届かない」という苦情の電話が何本も入る。なんと、津川は、キャバレーに通う金欲しさに、バイクの売掛金を横領していたのだ。津川の母親が、ユリのマンションにやって来たが、ユリには責任のない事。母親が肩を落として帰ってゆく後ろ姿を見たユリは・・・。キャバレーの歌手・ユリに惚れ込み、毎日のように通ってくる男・津川。津川は、ユリにプロポーズするが、ユリにとって津川は、単なる客の一人に過ぎない。彼女には、他にも、言い寄ってくる男が沢山おり、でも、誰のものになる気もないらしい。津川が、自分の為に、会社の金に手を付け、逮捕されたと知ったユリは、決して、自分が悪いわけではないけれど、彼の母親の意気消沈した姿に、胸が締め付けられる。そして、ユリは、思わぬ行動に出る。裁判所に出向き、どうしたら、彼を救えるのかと、検事に尋ねたのだ。検事は、「受け取った金を、 預り金でなく、借りた金だと書き換えてもらえれば、 無罪になる。 しかし、何軒もある全部を書き換えてもらうのは難しい」と。そこからユリの奮闘が始まる。被害者のところに、一軒一軒回り、土下座も厭わない勢いで、お願いしたのだ。彼女はなぜ、そこまでするのか。津川には、「あなたのためじゃない。 あなたのお母さんのためだ」と言うけれど、それだけなのか。ユリは津川が好きだったのかもしれない。自分で気付いているかどうかは分からないけど、他の酔客とは違った、本気で自分との結婚を考えてくれている津川を。でも、その反面、彼女は水商売しかできない自分を知っている。平凡なサラリーマンの妻として、専業主婦になるとは、想像できない。津川にだって、迷惑をかけるかもしれない。そんな気持ちなのかなぁ、と。淋しいラストだった。評価 ★★★☆☆

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