サンシャインクリーニング

テアトル梅田と小倉昭和館 

2022年07月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:映画

♪映画を観るなら フランス映画さ〜♪
これは、甲斐バンドの初期の作品の歌い出しだけれど、
商業ベースの映画ではない
小粋な映画となると、ヨーロッパの映画がやっぱり多く
ミニシアターで上映されることが多い。

大阪のテアトル梅田がそれであり、よく利用した。
しかし、今年の9月に閉館するらしい。

すごく、残念で寂しい。
娘に言えば、シネリーブルがあるじゃないって言うけど
テアトルはテアトルだ。
映画好きのお客様がやってくるシアター
テアトルには、映画館としてのプライドがあった。

あれは、「神々と男たち」という
1996年に発生したティビリヌの修道士殺害事件をテーマにしたフランス映画を観ようとした時の事。
短い上映期間、なかなか行けず、
何とか最終日に間にあったが、シアターに着いたら
もうすでに上映中だった。
スタッフに聞けば最終日だけ
一回限りの上映時間が変更になっていたらしい。

もう見れない!
ラストチャンスを逃すなんて。。
入れてもらえないかとお願いした。

でも、ドアを開ければ光が入り、、
鑑賞中のお客様に迷惑がかかると丁寧にお断りされた。

そうだよね。
同じ映画好きの人たちが集う場所。
お互いにマナーは守りたい。
納得して、きびすを返したが、
逆に、そういったシアターの良心のようなものが好きだった。

その点、大きな映画館は遅れても見せてくれるけどね。

北九州小倉に
「小倉昭和館」というレトロな映画館がある。
作品は最新ではなくちょっと準新作的なものだけど
女性オーナーが選んだ作品が上映される。
しかも二本立てであり、
チケットの安い日を選べば 1000円で鑑賞できる。
とってもお得感もあるし、
何よりも昭和だなって懐かしい気持ちと
オーナーの心意気を思う。

上映前に
コーヒーやサンドイッチを頼んでおけば、
喫茶店から、幕間に間に合うように届けられ、
それを頂くことも出来る。
オーナーは、社会的弱者にも心を向けているようで、
私は、美味しい塩キャラメルで協力させてもらった。

高倉健さんも映画の撮影時に寄ったこともあるようだ。
こんな風に歴史あるものが残され、
ファンが居続けるというのもその地域の良さかな。

消えていくテアトル梅田。
そこで鑑賞した数々の映画が脳裏をよぎる。
思い出をどうもありがとう。



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