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敏洋’s 昭和の恋物語り
恨みます (二十)
2022年07月10日
テーマ:テーマ無し
「小百合さん。ありがとう、ありがとう。あなたはやっぱり、心のきれいなひとだ」 キッチンで泣きつづける小百合を抱きよせて、耳元でささやいた。と、とつぜんに小百合の体が、小刻みにふるえはじめた。「どうした?」 あわてて小百合から離れると、うつむいた小百合をのぞき込んだ。「ごめんなさい、ごめんなさい」 体をふるえさせながらも、ただあやまる小百合だった。
“なんだよ、これって。なんで、ふるえるんだよ。寒い? っていうか、こわがってる? 俺を。どうしてだよ。かんぺきだろう、いままで。うーん、こんなことって、聞いてないぞ。ど、どうすりゃ、いいんだよ”=======訳のわかんない状態になっちまったら、突拍子もない事態になっちまったら、なんでもいいから抱きしめてろ。いいんだよ。相手がいやがろうがなにしようが。ダメなときはなにをやってもだめなんだ。それでうまくいきゃ、もうけもんだ。=======“しまった! そうだった。離れちゃだめなんだ。といって、今さら抱くのも変だろうし。弱ったなあ、こいつは。仕方ないか、なるようになれ、ってか”
ひとしきり泣いて落ち着きを取り戻した小百合は、「ごめんなさいね、驚いたでしょう。一樹さんがね、恐くてふるえたんじゃないのよ。あまり優しいから、嬉しくて……。変よね、嬉しくてふるえるなんて」「びっくりした、マジで」。小百合の肩に手をおいて、再度抱きしめようとした。「そうだ。パンフレット、見せてもらえます? 健康関連のグッズを販売してみえるんですね?」満面に笑みをたたえて、一樹を座らせると、そのとなりに小百合が座った。
=======落ちた! と思ってからが、勝負だぞ。最期のツメを誤ると、オジャンだからな。そうだな、一樹の場合は…若いから…これでいくか。いいか、純情さを売りにしろ。いいか、間違っても、昔のやんちゃはだすな。俺とつれ立って悪さをしてたころのことは、いっさい忘れろ。それでだ、女の扱いが下手だから長続きしないって、な。だから、色々教えてください、って。テクは、使うなよ。まぁ、一樹の場合は、テクらしいテクはないからなあ。=======
落ちた! よーし、よーし。ここからが、ショーブだぞ。あせるなよ、あせるな”「うーん、どうしょっかなあ。小百合さんには、すすめたくないなあ」「ええっ! あたしには、売れないような物なんですか? そんなに高価な物なんですか?」 意外な一樹のためらいに、小百合は動揺した。「あたし、貯金してますから。大丈夫です、高価な物でも大丈夫ですから」 必死だった。これでは、何のためにアパートにまで連れて来たのか、わからない。焦った小百合は一樹の腕をつかんで、懇願した。
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