地方の流行～鳥取発

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サンシャインクリーニング

2022年07月03日ナビトモブログ記事
テーマ：日々雑感

オレオレ詐欺は、私たちの知らない間にとことんバージョンアップしている。
先日、ローカルニュースを見ていると
この地域で流行っている特殊詐欺について、
被害者のインタビューを交えながら、
ドラマ仕立てで紹介されていた。

まず、有名な病院名を名乗った人物から一報が入る。
喉が痛いと駆けこんでこられた息子さんだが、
家族に咽頭がんの人がいるかどうかという質問なのだ。

ほどなく
息子を名乗る人物から
しわがれたような喉の調子の悪い声で、
会社での不始末にお金が必要だが、、
誰にも心配かけたくないから母親だけに電話をしたとかかってくる。

なるほど、病院のお墨付きの声か。。
声がおかしくても信じられるし
息子の一大事にお金を工面しようと思う親心。

今ならどんな風に対処するのだろう。。
大阪でも
まだそんなに流行っていなかった頃
私はオレオレ詐欺の電話に対応したことがあるのです。

オレオレ息子から、
交通事故に遭って、お金が必要だとかかってきました。

慌てた私は、彼の指示などそっちのけで、
思考回路は勝手な方向へ。
とにかく、体を心配したのです。

どこが痛いか？　
大丈夫か？　
いったいどんな事故だったのか？

それはもう心配で心配で、
息子の名前を連呼しながら
根掘り葉掘り散々聞き倒したようで、
「う～ん。。う～ん」と
オレオレ息子も
何度も相槌打つのに愛想が尽き始めたころ、
はっ！と気が付いた。

息子じゃない！声が違う。

正気に戻ってからは
彼の物語のあらすじを私のあらすじへと変更。
迷惑をかけた先輩とやらに
こちらから電話するから、電話番号を教えてよと伝えると「う～ん。。」と言いながら、
オレオレ息子は電話を切った。

終始、「う～ん」しか言えなかったオレオレ息子
付き合ってらんねぇ～か、骨折り損か？
私のようなめんどくさいターゲットもいるんです、

ローカルニュースでは
家族が集まるお盆前の手薄な今が
彼らの繁忙期だと言っていたけど、
都会から地方に流行がやってくるには、
結構なタイムラグがあるし、

この話題って今年の流行で合ってますか？