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なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない 

2022年06月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:本を読む

たまに婦人公論という雑誌を買うことがある。
読書の間にとか
色々、煮詰まった時に
さらりとあたまを空っぽにしたい時に手に取る。

のらりくらりと、そそられる記事もなく、一月かけて読む本であるが、
先月号の中で広告で載っていた本に興味が湧いた。

「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」という東畑開人さんの本だ。

本の紹介ページの書評があるわけでもないのに
鬼太郎の妖怪アンテナの如く感じて、
早速Amazonで注文した。

都会は特にそうだけど、
人に迷惑をかけちゃいけないという考えが、
色んな行動のまず先に来る。

それにあまりにも支配されると
誰にも頼れず、独りぼっちの人が増えて
それはつまり、
誰にも助けを求めることが出来ない状態で
大海でアップアップしている小舟さんのよう。

デカい横波、嵐が来たらどうするよ。。
どうなってしまうのよ。

そして、
昔は、大家族であったり、会社組織であったり 
それら大船さんの役割の人がいて、
横波が来ても、嵐が来ても
助けを求めることが出来たし
助けてくれる存在がいたのにという内容から始まっていた。

東畑さんは若いけれど、若いからの視点もあって
若い人向けの本かもしれないけど
日本社会の現場をちゃんと把握したアドバイスだなってしみじみ。
カウンセラーにも色々いるけど、好きになった。

本当の独りぼっちにならないように
時代も変わり、
小舟さんがいっぱいの世の中だから、
緩いSNSのつながり方だって
舫い(もやい)になってる気がしています

※舫い〜船を網で繋ぐこと



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