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ニャンコ座リポート
GIとVAのエピソード (5/26)
2022年05月26日
テーマ:テーマ無し
昨日の朝のペガサス号は、同じバス停から乗る人が多くてびっくりしました。早く休んでいる便が復活してくれないと、私にとっては札幌に通院できるか否かの大問題です。間に合うか合わないかと同じくらい大変なのが、具合が悪いから病院に行くのに、無駄な時間をどうつぶすかです。
乗り込んですぐに、(多分)70代の女性が、隣に座れと合図しました。知人でもないし、不思議に思いましたが「後ろに行くより良いでしょ」みたいなことを言ってくれました。懐かしさを感じる、なまりがありました。 始発から、10年ぶり位にバスに乗って札幌に行く、膝が痛くて、地元の病院から紹介状をもらい札幌の整形外科を受診する、娘さんが札幌にいるけれど仕事を休めない、札幌駅からはタクシーに乗るよう言われている、等々話してくれました。 その後お互いに眠くなったりして話は途切れましたが、到着近くなって、タクシー乗り場はどこか、今日帰るか娘の所に泊まるかまだ決めていないけれど、帰りのバスの予約はどうしようか、バスの乗り場はどこだろうかなど、たくさんの困りごとがあふれ出して来ました。 そうか、そうだったのね。彼女は、直感で私に声をかけてくれたのかもしれない。診察を終えてからバスのことは決めたら良いと伝え、杖をついて痛そうに降りてきた彼女に、タクシー乗り場とバス乗り場を教えて、「ご縁があったら又」と言って、お別れしました。 地下鉄の駅で、ひたすら「今日の札幌の最高気温は28℃だよ。明日は29℃だよ」と言い続けるおじいさんを見ました。声も滑舌もしっかりしていますが、お腹が前に行っているタイプの腰曲がりで、身なりはこざっぱりしていました。彼は駅職員にも話しかけ、改札を通り、エンドレスで同じセリフを言い続けながら(私とは反対側の)地下鉄に乗り込んでいきました。 病院は、待合室で座っているのが辛くて何度も立ち上がってストレッチしたり、おまけに車いすの人、御所人と娘さん2人に抱えられてようやく歩く人などを見て、そこまでして生きていたくないと思ったりしていました。 結果は、かなり予想していたけれど、どんな病気でもそうだけれど、パーキンソンは一人一人違う、自分を待合室で見た光景を重ね合わせることに意味は無い。薬を足したり引いたりしてやっていくしかない。私の辛さは私にしかわからないけれど、筋肉の硬さや動きを数値で表した結果は、少しも悪くなってはいませんでした。 話をじっくり聞いてくれたジュンは、又ロン毛になり始めていました。私はこんなに短くしたのにさ。診察後の私の足取りは、少し軽くなっていました。
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