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たかが一人、されど一人
兄の事など
2011年10月04日
テーマ:テーマ無し
甥や姪もたまには読んでくれているので個人的なことについて書きたい。私は5人兄弟の3番目、母以外の6人は全員男子の家庭で育った。当然ながら幼い頃から兄弟喧嘩はしょっちゅうで、家の中から屋外にまで逃げたり追いかけたりすることもあり、近所でも有名だったらしい。記憶にある中で最も激しいのは長兄と次兄が家の中で取っ組み合いとなり、次兄が大きなガラス窓の中に突き飛ばされた時の事だ。バリバリと言いう大きな音と共にガラス戸が吹っ飛び、転んだ次兄の手から見る間に血が噴き出してきた。見ると既に片手は真っ赤で、傷口は親指の付け根らしい。母が飛んできて、それを見るとすぐ大きなタオルを持ってきた。それで兄の手をぐるぐる巻きにして、私に「すぐお医者さんに連れてきなさい。」と命令した。兄が泣いていたかどうかは記憶にないが、兎に角自転車の荷台に乗せて、こちらもしょっちゅう世話になっていた最寄りの外科医まで一生懸命ペダルを漕いだことを今でも覚えている。私もあちこちに子供時代の傷跡が残っているが、殆ど他人にはわからない。兄の場合は、どちらかの親指の付け根に大きな傷跡が残ってしまった。私自身が一番びっくりしたのは、喧嘩ではなかったと思うが、すぐ下の弟の眼球に箸を突き立ててしまったことである。おそらく本人も記憶していると思うが、あのときの肝の冷える思いは未だに忘れられない。そんな事もいろいろあったが、基本的に兄弟は仲が良かった。両親が折に触れ「上のものは下の者の面倒を見なさい。」と当たり前のことを言い聞かせていたせいだろう。従って長じて同時期に東京に出た兄弟は、学校が違っても当然のように同居する事になった。私が初めて上京したのは、高校3年生の夏休み。最初は一寸複雑な事情があるのだが、(それは省略して)慶応予備校の夏季講習を受けた。この時次兄は既に中央大学4年生。夏休みだから長野に帰省していた。そこで私は兄が学期中に寄宿していた長野の学生のために設けられた市ヶ谷3番町にあった千曲寮に、身代わりの形で潜り込ませてもらった。何故かこの年、兄の親友で同室の方は田舎(信州佐久)に帰らず、夏休みに千曲寮に居残り、ずっと私の面倒を見てくれた。と言っても単に交通機関の乗り降りを教えるだけではなく、夜になるとメンバーを他に2人集めて麻雀大会を開いたり(勿論幾ばくは金銭が賭っている)、銀座や新宿のジャズ喫茶に案内してくれたり、安くて旨い食いもの屋に連れて行ってくれた。今にして思うと不思議な約1か月で、田舎の高校生にしては物凄く見聞が広がったのは言うまでもない。開けて翌年の4月大学に入学すると、東京のプラスティック材料の卸に就職した兄が新宿に新築の小さなアパートを探して、ここでの共同生活が始まった。こちらは既に半年前に予行演習をしているようなもので、兄の会社の同僚達と麻雀をしたりするのは日常茶飯事。半年前の夏休みもそうだったが、勉強は学校だけでするもの、家に帰ってからは専ら社会勉強にいそしんだものだ。この学科を上げれば、先ずはお酒、即ちトリスバー通い。なけなしの仕送りから五百円、千円と持ち出してはよく行ったものだ。次はダンス、兄は学生時代教習所に通ってある程度正式なレッスンをしていたらしい。しかし私については教習は省略して、兄の簡単な指導だけでいきなりダンスホール巡りだった。兄弟揃って昼間時間がある日曜日はスケートリンクにも行った。新学期早々からこの調子だから、何のために東京に出たのか分かりはしない。親の心配をよそに罰当たりの限りだが、兄がいつも一緒にいてくれたので大船に乗ったつもりで、悪い事を次々と覚えていったものだ。当然ながら毎月の仕送り1万円はすぐに無くなる。結果覚えるのが、質屋通いだ。入学祝いにもらった17石中3針のシチズンの腕時計が、所持品中の最高額金千円で入質可能だった。アパート近くの質屋2軒は顔で、質札を貰わずに向こうに通帳があったように記憶する。しかし質草は金利を3か月滞納すると流れて(所有権が喪失)しまう。この大事な時計も1年経たないうちに流れてしまった。禄でもない事ばかり書き始めてしまった。切がないのでいったん止めよう。
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