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雲っち

方向音痴のトムさん 

2022年02月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:今日このごろ

トムさんは町から少し離れた所に住んでいて、時々所用でこちらの方に来る折、あたりを歩くのが習慣みたいです。よく私にも声をかけてくれるのですが、それは私にあちこち案内して貰える可能性があるからです。(笑)

前回、雪千鳥がいる海岸に連れて行ってあげた時、私が運転して、トムさんは一生懸命その道順を書いていました。

彼は数日後、ひとりでまた行ってみたそうですが、書いてあったのは帰り道の道順だったし、自分の字が読めなくて同じ所に行けなかったそうです。また行きたいと言うので、じゃあ自分が運転した方が覚えるわよ、と彼の車で向かいました。

私が途中すこーしヒントをあげながら走り、近くまで無事行きました。トムさんは「ここからは自分で行くからね。」と言うので私が黙っていると、目印の看板を通り越してずっと行ってしまいました。

私が「どうしたの?通り越しちゃったわよ。」と言うと「エッ、でも右に入る道は無かった。」という返事。目的地はずっと左方向にあるのが全然感覚にないんです。相当な方向音痴かも、、

「そんなんでよく”オレゴン州の火の見櫓に宿泊する方法” なんていうガイドブックが書けたもんね。」と冷やかすと、「あの本の道順案内はとても明細に、分かりやすく書かれているんだよ。自分がそういう風に教えて貰いたいからだよ。」

なるほど、方向音痴の人が書いたガイドブックはかえって親切に書かれていて、道順も良く分かるんですね。

それからUターンして、もう1箇所要注意の曲がり角を指摘してからは、スムーズに目的の海岸に着き、雪千鳥達が砂浜に散らばっているのが見れました。

雪千鳥は来月になると巣を作り始めるので、公園科の人からそこへは行かないよう告げられています。絶滅危惧種の小さな雪千鳥をまた見られてよかったです。
 
それから近くのトレイルに入り、私が「お一人様では座れないベンチ」と名付けた素敵なベンチまで歩いてトムさんと座って休んで来ました。トムさんとのお二人様でしたが、「お二人様」の意味が少し違いました。(笑)



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