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「女の一生」 

2021年10月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1962年/日本〕明治時代。16歳の布引けい(京マチ子)は、両親を亡くし、叔父の家でやっかいになっていたが、邪魔者扱いされた挙句、追い出される。夜道を彷徨っているうちに、金持ちの堤家の、明かりと、賑やかな人の声に惹かれ、フラフラと庭に入ってしまったけいは、次男の栄二(田宮二郎)に声を掛けられ、そのまま、堤家で暮らす事になる。けいの頭の良さを見込んだ、女当主・しず(東山千栄子)は、けいと、長男の伸太郎(高橋昌也)を結婚させて、家業の堤商事を継いでほしい願う。けいは、栄二と愛し合っていたが、恩のあるしずに逆らう事はできず、それを了承する。伸太郎との間に女の子が生まれるも、もともと伸太郎を愛していないけいは、仕事に没頭、会社は大きく成長するが・・・。現在、新宿の角川シネマで開催されている、「溝口健二&増村保造 映画祭」。企画を知った時は、嬉しくて、ウキウキしたけれど、上映作品42本中、未見なのは、4本しかなかった。そのうち、レンタル店にないのが2本。過去に観た作品をもう一度観るのも映画の醍醐味だけど、それはもっと年を取った時の楽しみにとっておきたい。今はまだ、一本でも多く未見の映画を観たい。というわけで、観にいったのが、2本中の1本である、この、「女の一生」。「女の一生」というタイトルの映画を検索してみると、少なくとも7本の作品がある事が分かった。洋画2本に、邦画5本。どれも、同じ内容というわけではないらしい。世間は、「女の一生」をそんなに描きたいのか?「男の一生」は描かなくていいのか?(笑)。で、この映画。京マチ子が、16歳から58歳までを演じるという、いわゆる大河ドラマのような作り。孤児だった京さんが、大きな会社を経営する堤家の嫁になって、ダメダメな堤家の子供たちを差し置いて、一番偉くなってしまうというのだから、ある意味、大映らしい展開。なにせ、堤家の子供たちは、中年になっても、京さんから生活費をもらっているという有り様で、誰の会社なんだか分かりゃしない。そのくせ、京さんに不満ばかり言っている。一人の人間が、あまりに出来過ぎると、他の者は、頼り過ぎて、腑抜けのようになってしまうという、いい例なのかもしれない。増村保造監督らしく、全員の演技が大仰な上に、話がどんどん進む。気が付くと、子供は大人になり、主要人物たちは老けている。田宮二郎さんの老けメイクには、感慨無量。彼が生きていたら、あんな風な、イケメンのおじいさん..

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