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桂宮治真打昇進披露公演(前編) 

2021年03月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

国立演芸場へ初めて行ったのは、2015年2月上席である。
テレビ番組「笑点」のレギュラー、三遊亭小遊三がトリを務めた。
中入りは、今は人間国宝になっている、講談の神田松鯉(しょうり)だ。
松鯉の弟子である二ツ目の神田松之丞は、その後、真打に昇進して伯山を襲名したが、開口一番(前座)に続いて高座に上がった。
色物は漫才のナイツで、この日のことは、今でもよく覚えている。

翌3月は、隣接する国立劇場の歌舞伎デビューだったから、国立演芸場は行かなかった。
しかし、4月以降は毎月、国立演芸場へ通うことになる。
昨年の3月にコロナ禍で休演するまで、毎週のように落語や歌舞伎を楽しんだ。
7月下旬から、感染対策をした上で、公演が再開された。
徹底した感染対策をしているようだが、手放しで通うわけにはいかなかった。

なるべく、名人会や特別公演は避け、定席の上席か中席の何れかを観ることにした。
出演者により選ぶのだが、真打昇進披露や襲名披露を優先させた。
昨年11月は、上席の「金時改メ五代目三遊亭金馬襲名披露興行」を観た。
同時に、四代目金馬は、金翁を襲名した。
今年3月中席は、「桂宮治真打昇進披露公演」である。

東京には、大きな民間の寄席が四軒ある。
真打昇進披露公演は、鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場の順に四軒を回ってから、国立演芸場に来るのが慣例だ。
落語芸術協会は、鈴本演芸場と絶縁状態なので、そこでの公演はない。
国立演芸場は、落語芸術協会を始め、四軒の寄席に出演できない五代目円楽一門会と落語立川流にも、国立だから当たり前だが、門戸を開いている。
桂宮治は、落語芸術協会の所属だから、新宿末広亭から始まり、国立演芸場が四ヶ所目の披露公演だ。

続く

   *****

写真
2021年3月15日撮影:国立演芸場

御礼
「買物自粛三日目の夕餉」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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