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人生いろは坂

喜びも悲しみも幾年月 

2011年09月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 「喜びも悲しみも幾年月」これは数十年前に大ヒットした映画のタイトルである。灯台守夫婦の愛の
姿を描いた映画であった。

 その頃の灯台といえば必ず人がいて、そこで働く幾人かの人が管理していた。こうした場所は街から
遠く離れた半島や離島が多かった。仕事上の苦労だけでなく生活そのものにも想像以上の苦労が伴った。
大げさに言えば生死をかけた仕事であったようだ。

 こうした灯台守のモデルはきっと幾組もあったに違いない。こうした灯台守夫婦の生涯を描いたのが
木下恵介監督による「喜びも悲しみも幾年月」という映画であった。

 この映画を思い出すとき私達の苦労は苦労に入らないと思うのである。さて、今の時代、何かと騒然
として心落ち着かない日々である。しかし、おおよそ人の歴史の中で何の憂いもなかった時代はない。

 先の世界大戦の時などは、いつ召集令状が来るか分からない時代であった。男は二十歳になったら
徴兵検査を受け、いつでも出征できる準備を整えていた。家族共々心休まることのない時代であったに
違いない。出征したら最後、生きて帰れるかどうかすら分からなかった時代である。

 現に私の父などは戦地に赴き200人の内、帰国したのはたった2人から3人という状況だったと
言われている。むろん国内向けの戦況報告では全滅であった。私の叔父はニューギニアの方に飛ばされ
以来消息は不明である。人の命が非常に軽かった時代である。


 何も心配するなと言っているのではない。心配してもきりがないものをいつまでもくよくよ考えない
方が良いと言っている。今まさに原発問題から派生した放射能の問題が非常に懸念されている。おおよそ
一年や二年の単位では解決できない問題である。

 そして一つ解決した先に更に新たな問題が立ちふさがっている。また、解決できたと喜んでいたことが
必ずしも正しい対処法だったという保証はない。全ては時が過ぎてみなければ分からないことばかりで
ある。今はただ一生懸命、命のある限り生きていくだけである。

 「貧すりゃどんする」という言葉がある。落ち込んだままでいると更に不幸が襲って来るという戒め
の言葉である。どうにもならないことをくよくよ考えるのではなく笑っていこう。不幸を引き寄せない
ようにしよう。

 「禍福はあざなえる縄のごとし」、同じような言葉は「人間万事塞翁が馬」と中国では伝えられて
いる。つまり今の幸せは少し先では不幸になり、その不幸の先にはまた幸せが待っている。誠に今の
世の中は「禍福はあざなえる縄のごとし」なのである。

 塩害で稲作が出来なくなった土地で綿が稔り始めていると言われている。綿は比較的塩害に強い作物
であることは昔から良く知られていた。従って倉敷周辺でも干拓された土地に盛んに植えられた。
そのような実績のある作物である。無農薬で作られた綿はオーガニックコットンとして珍重されている。

 そして、塩害に強いと言われている稲作を作付けした農家はどのようになっているだろうか。台風の
被害を受けることなく収穫の日を迎えることが出来るように祈っている。

 この世の中は自分の思いがそのまま反映されるもののようです。従って、くよくよしていれば良い方
には向かず悪い方に向かうのは明かです。笑顔の人の元に人は集まってきますが、苦虫をかみつぶした
ような人の元へ寄ってくるような人がいるでしょうか。

 全ては上手く行く、ハッピーな心で日々感謝の心を持っていれば必ず幸せは訪れてきます。振り返っても
どうにもならないことは潔くあきらめよう。そして明日を明るく生きていこう。これは私からの提案です。

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