私の一日

あの日あの時の思いが、、 

2020年11月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:一般

日毎に冬の音連れと年末も段々近くなると思うと、慌ただしく感じるこの頃、そんな折に妙に昔のことが蘇ってくるからこんな時間にブログを発信してしまった、
過去の事が浮かぶのは認知症状かなとそれにしても半世紀以上前の事が鮮明に思い出されるから不思議だな、

先頃お亡くなりになられた上方歌舞伎の重鎮坂田藤十郎さんご逝去のニュースから、
かつて東映の撮影所でご尊命の大物歌舞伎役者さんが主役だった映画撮影に小生も登場したのだった、
といっても早い話エキストラなのだけど、

撮影シーンは真冬の寒い夜に素足に草鞋を履き衣装をまとい提灯をつけながら悪者を追いかけるシーン、数名の集団の一員として参加、
ほんの数秒なのに、何度も取り直し、遅れてきた主役の役者は薪ストーブの傍でブランケットをまとい暖を取っていた、やっぱり大物だなとオーラを感じたのだった、

こちらは、ドジばかりで罵声を浴びながら、何故って、小生が身に付けていた提灯のバッテリーを身に付けるのが不十分で本番と言われ先頭を走りだした途端に背中からバッテリーがどすんと落ちてしまったのだ、
すぐさま、カット、怒鳴られた、付け直してどうにか撮影が終了したのだった、

当時は衣装の着け方もわからず、棚にあるから自分でつけろと言われたが、周りのベテランさんと思われる方が
丁寧につけてくれた、始まる前に出された豪華な幕の内弁当に高額な日当、こんな世界があるんだと驚いた、
小生は役者を目指したのではなく、友人と面白いバイトがあるからと誘われ参加したのだった、

所謂、副業なのだ、若いから就業規則も考えずに無謀な行動だったんだなと、でも、こんな昔の経験が鮮明に蘇り懐かしく思ったのだ、
自慢になる話ではないと分かりながら、小生の頭のキャパシティも速度も旧式だからしゃあないな、この先にどんなドラマがあるんだろう、いまだに好奇心、冒険心がうずく、、

ブログをお読み頂き恥ずかしい限りです、心を込めてお礼申し上げます。



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