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「午前零時の出獄」 

2020年04月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1950年/日本〕出所間近い受刑者・岡田英次が、房内で暴力事件を起こす。どうやら彼は、出所したくないらしい。その理由は、ヤクザの兄貴分を殺してしまった自分が刑務所を出れば、親分に殺されるに違いないという、不安を抱えているからだ。そこに居合わせた新聞記者・宇野重吉は、岡田を助けてやりたいとの気持ちから、出所時間を午前零時にして、自分が付き添う事にする。案の定、ヤクザが追いかけてきたが、なんとか撒き、恋人・久我美子の家に身を隠す。しかし、そこもすぐに嗅ぎつけられ・・・。新聞記者の力を借りながら、通常では有り得ない、「午前零時の出獄」をした男が、それでもヤクザに狙われ・・・という物語。逃げても逃げても、ヤクザに居場所を嗅ぎつけられ、そしてまた逃げる、岡田英次さんと久我美子さん。その場面が結構ハラハラする。ヤクザがいるすぐ後ろを、抜き足差し足で通っていく場面なんて、これ、絶対見つかるだろって感じで、なんだか観てるこちらの方が、力が入ってしまう。それぞれの役柄を演じている、俳優の皆様全員が、めっちゃ適役で、すごくいい。岡田英次さんは、命を狙われる男の恐怖を上手く演じていたと思うし、それから、久我美子さんの、輝くような美しさ、品の良さ。久我さんの兄もヤクザなんだけど、そんな兄とは正反対の、純粋な役で。さすがお公家さま。そして、私が一番素晴らしいと思ったのが、宇野重吉さん。宇野さんは新聞記者でありながら、自分の利益などまるで関係なく、正しい道だけを突き進む。それも、力んでいるわけではなく、あの飄々としたイメージのまま。すんごくいい。冒頭、暴れる岡田さんを、投げ飛ばすのが、刑務所長の笠智衆さん。小作品ながら、これだけの大スターが出演。贅沢な映画。評価 ★★★☆☆

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