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吾喰楽家の食卓

フェイク食品 

2019年11月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

数日前、スーパーの鮮魚売場で、『鮭ほぐし』が目に入った。
瓶のラベルには、「北の海で獲れた鮭を丁寧にほぐしました」と、書いてあった。
贈答品の詰合せで食べたことはあるが、自分で買ったことはない。
更にラベルを見ると、国内産の鮭を国内で加工した物らしい。
日持ちが良いから、二個買うことにした。
決して、安いからだけで、飛びついた訳ではない。

昨日の昼餉は、おにぎりを食べたくなり、御飯を炊いた。
当初は、梅干を入れるつもりだったが、数日前に買った『鮭ほぐし』を思い出し、使うことにした。
二合炊いた御飯は、半分を冷凍保存し、残りで、おにぎりを作った。
食べ易いので、中に入れるのではなく、御飯に『鮭ほぐし』を混ぜた。
混ぜている間に、『鮭ほぐし』の形が、変なことに気が付いた。
鮭の原型を、留めていないのである。

おにぎりを食べながら、空瓶を見て、その理由が分かった。
原材料名は、最初に「鮭(国産)」とあったが、その次に「大豆たん白」と記載されていた。
ラベルを隅から隅まで読んだが、嘘は書いていないようだ。
だから、詐欺とは言えないのだろうが、フェイク食品だったのである。
カニカマはフェイク食品の優等生だと思っているから、その全てが悪とは思わない。
知らずに買った、自分が悪い。

おにぎりは、軽く握るのが好きである。
その上、少しばかり残してはと、『鮭ほぐし』を全部入れてしまったので、まとまり難く、形が悪くなった。
それでも、おにぎりの味自体は悪くはなかったが、鮭の歯ごたえが違った。
フェイク食品と知って使えば、問題はないのだろう。
でも、時間はあるのだから、塩鮭を焼いて、ほぐして使えば、もっと美味しく食べられたはずだ。
さて、残りの一瓶は、どう使おう。

   *****

写真
11月20日(水)の昼餉(おにぎり・チーズ入りメンチカツ)と夕餉(イナダの刺身・アボカドサラダ)



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