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吾喰楽家の食卓

送り火の日の夕餉 

2019年07月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

魚の呼び名が地域により異なることは珍しくはないが、出世魚のブリは成魚に至るまでが違う。
関東では、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと、成長に伴い名前が変化する。
10年間ほど単身赴任していた魚津では、ツバイソ、フクラギ、ガンド、ブリと呼んでいた。
刺身で食べるフクラギの美味しさは、ツルツルとした食感とサッパリとした味が、今でも脳裏に焼き付いている。
海なし県の当地でイナダを食べても、似て非なる味なのは、鮮度の差なのだろう。

スーパーで、千葉産の生ワラサを見付けた。
一切れのパックが無かったので、やむを得ず二切れ買った。
先ずは照焼で食べ、残りは味噌漬にして、後日、食べることにした。
ブリの類は、脂がのっていると塩焼、そうでもないと照焼が美味しいと思っている。
パサついたブリで、ブリ大根を作るときは、サラダオイルを垂らすという裏技もあるが。

枝豆は、県内産の“湯あがり娘”を茹でたが、ひと手間かけて莢の両端を切った。
また、作り置きの塩漬胡瓜を使い、若布と胡瓜の酢の物を作った。
メインはワラサの照焼で、“すき焼のタレ”を使って焼いた。
珍しいものは何もないが、どれも美味しく食べた。
“すき焼のタレ”は、焼鳥だけでなく、魚の照焼にも使えることが分かった、送り火の日の夕餉だった。

   *****

写真
7月16日(火)の昼餉(生素麺)と夕餉(ワラサの照焼)



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