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敏洋’s 昭和の恋物語り

強行軍! 二日間で五ヶ所の美術館巡り (二日目)[東京富士美術館]の(二) 

2019年05月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



少し興奮状態のまま展示室に入ると、先ず肖像画群のお出迎えがありました。
違和感を感じつつ、好きなジャンルでもないのですが、ひと通り見て回りました。
「観る」ではなく「見る」でしたけれど。
ロシア美術なの? と疑問に感じていたら、案の定フランス・イタリアそしてドイツフランドルでした。

ごめんなさい、あっしの勘違いでした。
常設展示とかで、未だロシア美術には入っていませんでした。
珍しいですね、常設展示→特別展示へと誘導するとは。
強制的でしょ、こういうのは好きじゃないんですよね。
自分のペースで観たいじゃないですか。
ま、良いですけどね。嬉しいことがありましたから。


[鏡の前の装い]ジュール・ジェーム・ルージュロン作

この絵は素敵ですねえ。
このスカート、覚えてますか? 
ポーラ美術館で観た、十六世紀だったかに流行ったスカートですよ。
お尻をふっくらと膨らませた、なんて言ったっけ。
そうそう、「バッスル」でした。
狐の尻尾のように、お尻だけを膨らませている。
好きですねえ、このモードは。
いかにも、ヨーロッパの中世じゃないですか。
あの、マリー・アントワネット王妃の世界ですよ。
このスカートを着用される時代かどうかは別として。
雰囲気はありますよ。

ポーラ美術観で、職員さんを困らせたことがあるんです。
このスカートを見ながら、こんな質問をしたんです。
「そもそも、なぜスカートを膨らませているのですか」
私の知りたい答えではなく「流行として広がった」という返事でした。
ですが、今回更に調べたところ、思いもかけぬ答えを見つけました。
フープスカート(別名:釣り鐘スカート)というものです。

[フープスカート]

ルイ14世の愛人だったモンテスパン公爵夫人がフープ入りのスカートを愛用し推奨した目的は、できるだけ長く社交界の花形でいたいという願望を満たすため「自分の妊娠を隠したかった」と言われています。
そのため、このスカートにはシュバタール(私生児隠し)という生々しい呼称もあったとか。
実は質問を投げかけた若い女性職員さんは答えることが出来ずに、一旦奥に引かれました。
そこで先ほどの答えを持ってこられたと言うわけです。
このエピソードをご存じだったのかどうかは、今となっては知る由よしもありませんが。

脱線してしまいました。
えっと、そうそう貴婦人の絵でした。
すごく柔らかいタッチで描かれていました。
大好きなルノワールを思わせますが、ご婦人の顔立ちが少々きつめでした。
ねえ、胸の膨らみも、素敵でしょ? 
[これから始まる夜会の身支度であろうか、髪飾りのレースを喉もとでゆるく結ぼうとしている場面である。描かれた衣装や小道具が、女性のいくぶん高揚した気分や、うっとりとした表情の引き立て役となっている]という解説でした。
しばし立ち止まって、見入ってしまいました。

更に嬉しいことには、メアリー・カサット女史の絵も、一枚だけですが展示してありました。

[モレルダルルー伯爵夫人と息子]
わたしには、息子ではなく娘に見えちゃうんですけどねえ。
相変わらず、暖かい雰囲気なのですが、母親の瞳に何やら暗いものを感じてしまいましたが。
でも、幼児というのは、母親には全幅の信頼を抱くものなんですよね。
いくら父親が遊んでやっても慈しんでも、最後には「ママあ!」なんですよ。

と思っていたら、何やら微かに匂ってきました。
華やかな香りです、ルノワール作品から醸し出される、美少女の香りです。

[赤い服の女]

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