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「女が愛して憎むとき」 

2019年02月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1963年/日本〕大阪北新地のバー「シャトー」は、美しいママ・生田敏子(若尾文子)の美貌と客あしらいの上手さから、大変に繁盛している。敏子は男関係も綺麗との噂だが、実は、東京の有名プロモーター・尾関(田宮二郎)と恋人同士で、頻繁に上京しては、逢瀬を重ねていた。そんなある日、突然、店に警察の手入れが入った。バーテンダーがにせウィスキーを客に出しているとのタレコミがあったのだ。敏子はその事を全く知らず、アリバイを証明するため、尾関との関係を話さざるを得なかった。すると2人の事をマスコミに書き立てられ・・・。これは面白い。嫉妬と欲望が入り混じった、夜の世界を描いた、私の好きそうな、ドロドロした物語を、若尾文子さんが好演。私には、水商売をする才覚も根性も色気もないので、こういった世界は見せていただいただけで、ある種の深さにハマってしまう。まぁ、とにかく大変な世界だ。経営や、客あしらいは勿論のこと、近隣のバーのママとの、嫉妬が渦巻く中でのお付き合いもあるし、反抗的な店の女の子も叱らなくてはならない。それに、この映画、そういった、女の頑張りだけを描いているわけではなく、大変な孤独も描かれている。だから、心に沁みる。若尾さんには、遠距離恋愛をする田宮二郎がいるわけだけど、彼との事は、いつも、このままでいいのか、と自問自答しているようなところがある。2人の関係の顛末も、ありがちなようで、この2人に限っては有り得ないような、そうきたか、という感じで、私は少し驚いた。若尾さんは、大きなバーを経営する、森光子さんから、ママ稼業のノウハウを教わり、店を開店させるのだけれど、女傑とも思える森さんの私生活が最後に少し、垣間見られ、森さんは自嘲気味に笑う。生きるって大変だ。評価 ★★★★☆この作品で、若尾文子さんの出演映画、161本中125本を観た事となりました。(★は観た作品)★春の雪 (2005)★竹取物語 (1987)★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975) 幻の殺意 (1971)★男はつらいよ 純情篇 (1971)★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970) 座頭市と用心棒 (1970)★天狗党 (1969)★千羽鶴 (1969)★濡れた二人 (1968)★積木の箱 (1968)★不信のとき (1968)★鉄砲伝来記 (1968)★華岡青洲の妻 (1967)★砂糖菓子が壊れるとき (1967)★妻二人 (1967)★夜の罠 ..

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