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独りディナー
「お一人様」のお正月
2019年01月03日
テーマ:シニアライフ
昨日は、友人宅でお正月の午餐。
誰かの車にのせて貰って行った事は何度かあるけれど、独力は今回初めてである。
住所を入れて、グーグルマップで検索してみたら、どうやら私が良く乗る、市バスの沿線のようだった。
今も、現役でばりばりと活躍している友人は、基本タクシー族なので、バス情報は余り知らないらしいが・・。
検索したとおりにバス停を降りて、プリントアウトした地図を見ながら歩いて行くと、すぐに見つかって、早めに到着してしまった程であった。
行きつけのフランスレストランに依頼しておいたという、ローストビーフが、メインディッシュ。
大きな塊を、アルミの包みから取り出して、友人が切り始めたそのお肉の焼き具合は、さすが老舗レストランの美しい切り口であった。
テーブルの上には、既に、サーモン、キャビア、レバペーストをのせたカナッペが、お皿に並んでいた。
まずは、シャンぺーンのボトルを開ける。
彼女と一緒に呑むお食事は、大体スパークリングから始めるのだが、昨日はまさに王様のシャンパーニュ。
ヨーロッパ生活が長かったし、経済的にいかにもゆとりのありそうな友人との時間は、いかにもセレブの世界を覗いた様な楽しさがある。
アンティーブをザックザックと切り刻んで、クルミと混ぜ合わせたサラダも、あっさりしたお手製のドレッシングと良く合う。
使用していたオリーブオイルはフレッシュな美味しさで、頂き物だと言ってたが、参考までに瓶のラベルは写真に収めてきた。
私が、先日「いきなり!ステーキ」で400グラム食べた話をしたのを憶えていて、ローストビーフの量も半端ではない。
レストランの話では、ローストビーフを作る、その赤身の部分は、一頭の牛からその塊の量しかとれないのだとか。
レストランに前日受け取りに行ったら、お店は元旦なのに開店していて、予約はしてなかったけど、ソムリエと料理長が交互にお相手してくれて、急遽そこで夕食を済ませた、そうだ。
さらっと言って居たけれど、凄い「顔」である。
シャンペンを空けて、私の持参したささやかなお土産の赤ワインを飲みながら、時間はゆっくりと過ぎていった。
今回の話で、面白かったのは、お父様がハルピンに赴任してらした頃の昔話。
中国だけど、ロシヤの文化が浸透していて、戦前のきらびやかな生活、戦後の悲惨な生活の両方を体験なさったそうだ。
その頃の思い出は、一人娘である友人を交えての食卓に、良く上った話題らしい。
それと関係があったのかも知れないが、お父様に勧められて読んだ沢山の本の中で、彼女は特に、ロシア文学に傾倒していたらしい。
話を聞いて居て、ツルゲーネフを私も、読んでみようかなと思ったりした。
ロシア文学はどうも苦手で、読み出しても挫折してしまった小説がいくつもあるから・・。
美味しいお料理を沢山食べて、ワインを呑みながら楽しいお話をした、お正月であった、
所謂「お一人様」になった今も、こんな風に、心豊かな時間が過ごせたことに、感謝しつつ。
今年はきっと、良いことがありそうな気がした。
何となく、そんな気がした。
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今年も・・
全く地縁の無かった当地で、
「お一人様」になったのに。
思いがけなく
色々な方に囲まれた年越しが出来た事を、
不思議に思っています。
昨年は、彩さんと何度もお会いする事が出来て、楽しかったですね。
今年も宜しく!
2019/01/05 07:47:11
何となく…
ごころ豊かなお正月を過ごされたようで
本当に良かったですね。
‘何となく…’の この言葉、
自分の勘を信じて生きるこの言葉、
未来を観ているからこそ、出てくる
つぶやき。
私も大好きです。
この一年も緩やかに…頑張って
生きましょうね。
今年もよろしく・です!
2019/01/05 06:22:44