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謎に出会う、楽しみ 

2018年12月16日 ナビトモブログ記事
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昨日、ポワロのドラマを見ていたら「バンクホリデー」という言葉が出てきて、興味を引いた。

数十年前、8月の末にイギリスを訪れた際、聞いた言葉だ。

どうやら、8月の最終月曜日がその日に当たるようで、色々な場所がお休みであった。

でも、出会った人達は普通に使いながらも、「銀行がお休みの日」と説明してくれるだけで、詳しい由来はわからなかった。


今でこそ、簡単に検索できるけれど、旅行をするということは、ちょっとした謎に出会うことでもある。

スマホビギナーの私は、まだグーグルマップも駆使できていないけれど、これがあれば、迷うということも無くなってしまうのだろうか。

私は未知の場所を歩いていて、迷うのが楽しい。


目的地の住所を持っていれば、最終的には何とかなるだろう、という他力本願のところがあるからかも知れない。

でも私の旅の思い出は、そういった場面で、苦労したり、工夫したりした経験で満ちあふれている。


スペイン巡礼の旅でも、順調に歩いていた時より、私達数人のグループが、休憩している他の人達を通り過ぎて、先へ行ったしまったこと等が、懐かしく思い出される。

今回は、皆さんと一緒に歩いたので、殆どが順調だったから、むしろ一人で居残って、教会や街並みを歩き回った思い出の方が強烈である。

毎日の様に、LINEを送っていた友達から、「教会の話が楽しそうで、歩いた話は余り出てきませんね」と言われた程である。

というのも、私にとっては、ご一緒に歩きながら、主に色々なお話を聞かせて戴いたり、聞いて戴いた、牧師先生との会話が、強く印象に残っているからに他ならない。

何時もはお忙しい牧師先生と、ゆっくりお話が出来るかも知れない、というのが、私の巡礼の旅の本来の目的だったのだから・・。


便利な世の中の恩恵を受けながらも、その便利さを享受仕切れずに、「古きよき時代」をさまようシニアが、私の生き方なのかも知れない。

先日、「今に、キャッシュレスの時代が来るかも知れません。そうなったら、殆どの行動が記録されるわけですから、これは怖いですよ」という話をしている人がいた。


私は、自分の周りの範囲内では、何やら謎に出会って行く様な、のんびりとした生活が楽しいと思うけど・・。



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