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敏洋’s 昭和の恋物語り

ポエム・ポエム・ポエム 〜正午編〜 =幻の都= 

2018年12月14日 外部ブログ記事
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落日……
その光りは、カナル・グランデに
煌々と映える。
     
サンタ・マリア・デラ・マルテの
長い影を
名残り惜しげに 川面に映し、
   
今日も 落日を迎える。


夜の闇の訪れと共に
幻の都は 花開く。

ゴンドラからのもの悲しい 叫び声や
街路に流れる ギターのつまびき。

まさに 幻の都、ベネチア!


                     
=背景と解説=

007シリーズで見た、ゴンドラに揺られながら美女とキスをするボンド。
とにかくすべてが様になっている、ボンド=ショーン・コネリーでした。
憧れであり、俺もああなりたい…なんてことは考えられない、そんな存在でしたよ。

そんな思いを抱いたのは、過去において一人だけ。
世紀の二枚目スター、アラン・ドロンだけでした。

バーのママさんに「めがねを外したら、アラン・ドロン似かも?」なんて言われて、有頂天になったものです。
ドバドバ、湯水のように金を遣っていたかも?

ある夜、ママが留守をしていた折に、店の女の子に「社会党の成田委員長に似てるわね。鼻が大きいところなんか」と言われて、目が覚めました。
ありがとう、霧子ちゃん(源氏名とでも言うのかな。店での名前ですが)。

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