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のんびり。

「人魚の眠る家」 

2018年11月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2018年/日本〕播磨和昌(西島秀俊)と薫子(篠原涼子)は、長女・瑞穂の小学校の受験が終わったら、離婚するつもりでいる夫婦。ところが、ある日、祖母に連れられて行ったプールで、瑞穂が溺れ、意識不明の重体になってしまう。医師の説明では、瑞穂は脳死状態で、回復の見込みは、ほぼ0%。しかし、瑞穂の死を受け入れられない薫子は、瑞穂を自宅で介護する事を決め、和昌の部下・星野(坂口健太郎)が開発した、特殊な医療機器を瑞穂の体に取り付ける。それによって、瑞穂の容態は多少良くなったかのように見えたのだが・・・。試写会で観た。私のような者が、この映画の感想を書いていいものなのかと思う。映画の中の医師の説明によると、脳死を以て死とするのか、心臓死を以て死とするのか、日本には2つの考え方があり、そのような国は、世界でも珍しいそうだ。医師は、「それは、2つの選択肢から選ぶことができるという意味でもあり、 悪い事ではない」みたいに言うけれど、ただ、逆にそれが、家族を苦しめているという気もする。家族の死は、家族が決めろと言われているようで、でも、そんな事、簡単に決められる人間がいるんだろうか。主人公の薫子は、脳死した娘の回復を信じ、夫の部下が開発した機械を取り付ける。それは、娘の手足や、表情筋を動かすという装置なのだけれど、ハッキリ書いてしまうと、それは、死者を機械で動かしているだけで、本人の意志で動いているのとは全然違うと思う。いわば、操り人形のようなものだ。それを見た人間は恐怖を覚え、薫子は次第に、周囲の者から孤立し、さらに依怙地になるという悪循環。それから、薫子は、瑞穂の回復に夢中になるあまり、もう一人いる息子の気持ちは蔑ろ。息子が辛い思いをしている事に気付かない。ある意味、この息子が一番可哀想だ。実はこの主人公の家は、とっても金持ち。夫は、IT機器メーカーの若き社長で、会社はそれなりに儲かっているっぽい。家は、都内では大邸宅の部類に入るだろう。もちろん、お金はとても大事だし、無いよりは、ある方がいいに決まってるけど、このお話しの場合、お金があるから、選択肢も増え、迷いも生まれるのではないかと、そんな気がしたりもする。とても重く、考えさせられる。評価 ★★★★☆

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