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敏洋’s 昭和の恋物語り

 えそらごと (二十一) 

2018年10月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 忠節橋手前の通りで右に折れ、北税務署を左に見ながら少し走ると美江寺観音の交差点に出る。
その斜め前には、忌々しい裁判所が現れる。
つい先日に速度違反の切符を切られ、罰金を支払う羽目になっていた。

(隠れてるんじゃねえぞ、汚えぞ)。
取り締まりの警察官に猛烈な怒りを感じたものの、そこで逆らえば青切符が赤切符に変わってしまう。
赤切符に変われば、簡易裁判所に呼び出され、ベルトコンベア式に判決を言い渡される。

 違反回数が多くなった一時期に保護観察処分となり、保護司を務める住職の寺に月一回の訪問をさせられた。
(あんなことはもうごめんだ)。
以来、速度違反だけは犯すまいと決心した――筈だった。
それが、高速道路を出てすぐの一般道で、通称ネズミ捕りの速度取り締まりに御用となってしまった。

(堤防を行けばよかった)と後悔しつつ、長良橋通りに入り、ドライブウェイ入り口の麓にたどり着いた。
二人のいぶかる視線を背にしながら彼は車を降りた。
念のために冷却水の確認をしたかったのだ。

今朝確認をしているので心配はないのだが、クネクネとした山道を登るのだ、しかも三人乗車の状態で。
馬力の小さい軽自動車なのだ、万が一にもエンジントラブルに見舞われてはならない。
特に真理子の前で恥をかくわけにはいかない。

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