ほっこり

縁起物・ちゃんぽん 

2018年09月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:男もすなる日記

今日、9月19日は「糸瓜(へちま)忌」

俳人・正岡子規の忌日です

さて、9/12〜18・博多では箱崎宮(筥崎宮)のお祭り

「放生会」がありました

「ほうじょうえ」ではなく「ほうじょうや」と呼びます

どんたく、山笠と続き博多の祭りの締めくくりです
期間中の人出は100万人以上です

放生会とは元々、仏教の殺生戒に基づき、文字通り生き物を放ち供養する儀式です

養老四年(720年)、南九州の隼人征伐の犠牲者の霊を慰めるため、宇佐八幡で供養したのが始まりだと言われています
箱崎宮では延喜十九年(919年)以来といいますから
その歴史は古いものです

この祭りの凄いところはその露店の数です
1500軒は下らないと言う西日本随一の数

子供の頃は見世物小屋やバナナの叩き売りなども
あって、毎年秋の楽しみでした
今でもお化け屋敷が人気のひとつです

新ショウガ、海ホオズキ、柿など秋の味覚、珍しいものが出回るのも放生会からです

なかでも「ちゃんぽん」が特に有名です

長崎ちゃんぽん、食べ物ではありません

ガラス細工、いわゆる「びいどろ」の事です

歌麿の浮世絵「ビードロを吹く女」

ラッパのように吹いたり吸ったりすると、薄い底がペコペコと音を立てますが、あれをチャンポン、チャンポンと聞いたのです

福岡の醸造元・小川宇平が天保三年(1832)にガラス製造を始めたのが、そもそもの起こりです
水玉かんざし、糸繰り、グラスそしてちゃんぽんなどを作り、「びいどろ屋宇平」と人気がありました

この「ちゃんぽん」が江戸に伝わってあの浮世絵にもなった次第です

限定生産なので今も昔も結構高価なおもちゃです

放生会については博多ならではのことわざやユーモラスな話があるのですが、それは次ぎの機会にご紹介致します

○ ちゃんぽん/短い紹介影像です
https://www.youtube.com/watch?v=b3NepACD8UY

・・・

「言葉遊び」に拍手、コメント頂き有難うございました



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月あかりさんへ

ぼてふりさん

はい、そうです

チャンポン=ビードロ

ギヤマン、もしくはビードロと呼ばれるガラス自体が貴重だったので高級なものでした(今でも高級品です)

明治期でも、芸者さんがお参りに来て、旦那から大きなのを買ってもらい、大切そうに抱えて人力車で帰って行く姿が華やかだったそうです

2018/09/20 14:13:21

喜美さんへ

ぼてふりさん

筥崎宮にお参りしたら、お目当ての露店通りへ

長い参道は露店、茶店、小屋が両側にずらりと並び
人の流れも凄いです

大宰府で有名な「梅が枝餅」も必ずありますから
買って食べながら歩くのが好きです

新しょうが〜これが名物で専門の露天がかなりあります

2018/09/20 14:02:51

漫歩さんへ

ぼてふりさん

ビードロを吹く男

粋で可愛い感じもします
ひとつ俳句にされませんか?

奥様の想い出のビードロ
懐かしげに吹く夫

大切になさっていらっしゃるのですね

2018/09/20 13:56:03

シルクレッドさんへ

ぼてふりさん

放生会の後、多くの露天商は各地の秋祭りへと散って行きます
チャンポンは昔はピンポンとも呼ばれていたそうです
江戸ではポッピンと言ってました
とにかく参道に並ぶ露店は凄いです
又、夕方の人出の凄いこと多いこと

珍しい物が多いので必ず何か買ってしまいます

2018/09/20 13:50:06

ちゃんぽん

月あかりさん

ビードロの事なのですか?

こんな繊細なガラス細工ものに息を吹き込んで
遊ぶのですね。とても美しいものです。

漫歩さんの書き込みを見て、私も
ひとつ、ふたつ欲しくなりました。

2018/09/20 13:06:41

放生会

喜美さん

有名な祭りなんですね
お店が凄いそうで 次々廻ったのですか? ガラス工芸はどこかで1回見た事あります

2018/09/20 11:44:07

ビードロを吹く男

漫歩さん

ビードロの話と動画良かったです。

実は亡妻が2個持っていて、ガラス戸の食器棚の片隅に並べていました。そして、折々に取り出しては吹いていたのです。
余程気に入った玩具だったのでしょうね。

今は気が付くと私が取り出して、暫し眺めては吹いています。

2018/09/20 10:14:31

放生会

シルクレッドさん

博多 どんたく・山笠は知ってても「放生会」は知りませんでした。

1500軒もの露天が並ぶということはそれだけ大きなお祭りだというのに・・・・
並ぶ品も随分変わってきていることでしょう。それを見るのも楽しみのひとつでしょうか・・・

ガラス細工の「ちゃんぽん」音を言葉で表現するって難しいですね・・・
長崎「ちゃんぽん」の先入観がありすぎるのかもしれません(^O^)

2018/09/20 07:49:42

おはじき

ぼてふりさん

ひむかさんへ

あのおはじき、凄く欲しかったのですが、結局買わずじまいです。
九大教養学部があった六本松跡地が全く変わりました。大きなマンションと商業施設、科学博物館などお洒落な街並に変わりました。裁判所や検察庁なども全て移転してきます
年々変化し続けています
大名小学校跡地には高層ビルが建ち、天神福岡ビルも建替えになります

2018/09/20 00:04:44

再び

さん

ぽてふりさんからのおはじきの問いに、去年ニュースで見たような気がしていたので?と思い調べてみました。
すると今年から名前や販売方法が変わったとか・・
一年前にこちらへ戻ったので、その事を知らなくて大変失礼しました。

糸島は益々発展していきますね。

年に数回は訪れる予定ですが、私の知ってる博多の町もどんどん変わっていくのでしょうね。

2018/09/19 23:53:10

ひむかさんへ

ぼてふりさん

あのおはじきが無くなったのですか?
知りませんでした
いつも即売り切れの人気NO1でしたね
子供の頃は軍服着た復員兵(片脚の人など)が複数でアコーディオンを路上演奏してお金を稼いだりしていました。見世物小屋は「へび女」など怪しいものが数軒軒を連ねていました
バナナの叩き売りもあって見入ってました
あの参道近くには日本庭園もあって喧騒をよそに今が花の見ごろでもあります
東区の九大キャンパスがいよいよ全て伊都キャンパスに移転完了します
時代は変わっています

2018/09/19 23:03:49

今晩は

さん

放生会、もうそんな時期ですね。

東区に住んでいたので、よく行きました。
放生会で、食べ物じゃないチャンポンを知り、新生姜を抱えバスに乗って帰ったことを思い出します。
確か、名物のおはじきも、去年から作らなくなった?でしたよね。

初めて行ったときは、著名人の書や夜店の多さに驚いたものでした。
福岡での楽しい想い出です。

2018/09/19 22:09:13

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