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独りディナー
元の生活
2018年09月01日
テーマ:一人暮らし
娘が良かった、と言うので「永い言い訳」という映画を見た。
大分前にも、見た記憶があるけれど、見事に中年のおじさんになりきっている、本木雅弘(もっくん)に対して、感心しきり、といった程度の印象だった。
これは、西川美和監督が、東北の震災の数年後に撮った作品らしい。
家族を突然失った、その後・・。
もっくんの妻と一緒に、バス事故で亡くなった友人の、残された家族。
小説家のもっくんは、トラックの運転手で家を空けることの多い、その友人の旦那さんに代わって、留守宅で幼い子供達と過ごすために、毎晩その家に通い始める。
「現実から逃げてるだけですよ、奥さんが亡くなった現実から・・」
この言葉は、編集者が、小説も書かずに子供達の世話を続けるもっくんに対して、投げかける場面である。
今日まで、沢山の映像を見続けてきた。
文字通りの暇つぶしである。
勿論、ドラマの主題には色々な形で、「死」が扱われていたけれど。
この言葉には、どきっとさせられた。
私もずっと現実から逃げている。
九月の末に行く予定の「スペイン巡礼の旅」も、只の旅行なのだ、と思い込もうとしている。
元の生活に戻ろう。
主人が居た頃の、元の生活に。
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表現が、抽象的でしたね
私の日常生活は、自制心の強い主人のお陰で、何とか規則正しさが保たれていたと思うのです。
主人がたまに、一週間くらい出張で留守をすると、○○の居ない間に、とばかり、DVDを見続けたり、食事や睡眠もよいかげんになって、骨休みの様な自堕落な生活をしていました。
その前提を知らないと、わかりませんよね。
昨年六月から、一人暮らしが始まりましたが、まるで主人が長い出張に出かけているかのように、日を送リ続けていました。
いつもの、一時的な骨休みをしているみたいに・・。
「主人が居た頃の、元の生活」というのは、私にとって自制心のある生活をするという意味なのです。
主人は私の中に居続けてるので、今寂しさはありませんが、ちょっと生活態度に関しては、恥ずかしさがあるのです。
2018/09/04 05:46:16