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2018年08月31日 外部ブログ記事
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 銀行セクターは受難

 写真は現代的に大改装されたロンドン、キングスクロス駅。キングスクロス駅と言えばハリー・ポッターの9と3/4番線で有名ですが、駅舎はリノベーションで大改造されています。今回初めてエジンバラ祭に参加するため、ロンドンからエジンバラまでブリティッシュ・レールを利用してみました(但し復路は飛行機)。二階部分はレストラン街で日本に例えれば東京駅か新宿駅ですので、朝から利用客は大勢います。

 さて、本日の話の中心は金融セクターの変遷についてです。米国の商業銀行はレーマンショック後支店網、人員を大量に合理化し、その裏で将来性のある分野で先行投資、又FEDの量的緩和策の変更から、収益状況は一変しました。英国の商業銀行の状況は米国ほどではありませんが、一利用者から見れば日本と随分異なります。私はNATWESTのキャッシュカードを利用していますが、地下鉄は勿論公共交通の決済は銀行のキャッシュカード一枚で済みます。日本で言えばスイカやパスモの決済機能が組み込まれている他、60ポンド以内の小口決済はカードをお店のレジにある端末に近づけるだけで自動決済でき、キャッシュレス社会が進んでいます。

 NATWEST、やLLOYS銀行の主要店舗を覗いてみましたが、窓口にいる店員は2-3名です。店内は機械化、合理化が進んでいて驚くばかりです。日本のメガバンクも最近でこそ店舗網の整理縮小、合理化を三行それぞれ進めていますが、まだまだスピード感を感じません。以前にも浪川攻著「銀行員はどう生きるか」を紹介した際に所感を述べましたが、戦略的経営という点では日本の動きは鈍いと言わざるを得ません。キャッシュレス化につても利用者の現金離れが進まないのが最大の理由ですが、社会全体の合理化・利便性などの公共性を重視すれば決済機能を統一化すべきだと感じます。

 高齢化社会が進めば益々合理化についていけない人たちが増え、対応に躊躇するのも事実です。しかし中途半端な経営戦略より、将来を見据えた合理化を進めるのが大切です。これは何も金融セクターに限ることではなく、自治体のサービス機能も同じです。今回はいろいろなことを学んだ海外旅行でした。日々是好日。

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