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吾喰楽家の食卓

かんたんごはん 

2018年04月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

平日の午前中、総合テレビで『ひるまえほっと』という、ローカル番組を見ている。
もっとも、熱心に見ている訳ではなく、何かを遣りながらのことが多い。
その中に、『かんたんごはん』という、コーナーがある。
毎回、「か〜んたん ごはん」と唄った後、一瞬の間を挟み「チン・トン・シャン」と、三味線の音が流れる。
テーマソングと思っていたが、十秒足らずの短いもので、ジングルと呼ぶらしい。
非常にインパクトはあるが、誰が唄っているかは知らなかった。
桂歌丸がトリを勤めた四月の中席で、誰だか判明した。

ヒザ(トリの前)の桧山うめ吉が、「私が唄っています」と、云った。
国立劇場や国立演芸場を運営している、日本芸術文化振興会は、伝統芸能の公開だけでなく、継承者の育成も行っている。
桧山うめ吉は、二年間の寄席囃子研修を修了している。
直ぐに、落語芸術協会に入会し、寄席でプロのお囃子連として活動した。
その間、俗曲の桧山さくらに師事し、桧山うめ吉の名前で、表舞台に出てきた。
自前の髪で結った日本髪は、鬘とは異なり、自然の感じが何ともいい。
この分野では、柳家小菊の「色気」、立花家橘之助の「小粋」、桧山うめ吉の「清楚」が魅力だと思っている。

昨日の『かんたんごはん』は、“さば缶とキャベツの煮物”。
正直に云うと、数ヶ月後に賞味期限が来る、さばみそ煮缶がなかったら、作る気には成らなかった。
元々のレシピは、二人分で、さばみそ煮缶が一個に対し、キャベツは四百グラムだった。
今回、食べ切れるように、キャベツを半量にしたので、味が濃すぎるか心配した。
もっとも、缶詰は、そのままで食べることを前提にしているから、濃すぎることはない。
鍋に、ざく切りのキャベツと、さばみそ煮缶を汁ごと入れ、清酒を加え、蒸し煮するだけの簡単料理である。
全く期待していなかったのに、箸が止まらない美味しさだ。

   *****

写真
4月26日(木)の昼餉(冷麦)と夕餉(さばみそ煮缶)



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babatakoさんへ

吾喰楽さん

みそ煮と水煮が、一つずつありました。
幸い、賞味期限が近いのは、みそ煮でした。

水煮は、火を通さず、刻んだ葱を加え、少量の醤油で食べるのが好きです。
もっとも、他の料理方法を知らないのですが。

ブログに書き損ないましたが、今回、新キャベツを使いました。
火を通すと、驚くほど、たくさん食べられますね。

2018/04/27 21:10:03

鯖缶は万能ですね

babatakoさん

以前はあまり使わなかったのですが、あるテレビ番組で見て以来よく使うようになりました。
特に鯖の水煮缶は大根や白菜ともよく合いますね。
鯖缶は身体とお財布にも優しい万能保存食ですね。今度新キャベツと一緒に蒸し煮にしてみようと思います。

2018/04/27 20:39:37

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