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納得の若竹煮　

2018年04月20日
テーマ：男の料理

今年になって、自分で茹でた初めての筍である。
既に、到来物の茹でた筍を食べているから、初物ではない。
一昨日の夕方、地元の友人から、「筍を掘ったから、取りに来ないか」と、電話があった。
早速、取りに行くと、とてもじゃないが、一人で食べきれる量ではなかった。
翌日の配達に間に合うよう、急いで箱に詰め、近所の運送会社に行き、兄へ送った。
筍を茹でるのは、掘ってから、早ければ早いほど良いのだ。

早速、自分で食べる分を、米糠を使って茹でた。
そのまま、放置して冷まし、昨朝、皮をむき、水洗いした。
その間、筍の甘い香が鼻を、刺激し続けていた。
この香を生かす調理方法を考えた結果、思い付いたのが、若竹煮である。
初物の筍は、土佐煮にしたが、味付けが濃すぎたのか、筍の香が感じられなかった。
今回、折角の香を生かすため、白醤油で薄味に仕上げた。

煮ると云うよりは、だし汁で温めたといった感じだ。
碌に味を付けなかったのが、良かったのだろう。
筍が持つ香が、そのまま残っていた。
また、筍に限っては、限りなく柔らかいのが良いと思っている。
幾ら柔らかく仕上げても、筍特有の歯応えが無くなることはない。
“わが人生で最高の一つ”と、云っても過言でない筍に、昨夜、遭遇した。

　　　＊＊＊＊＊

写真
4月19日（木）の昼餉（ぺろっこうどん）と夕餉（若竹煮）

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