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吾喰楽家の食卓

第319回 銀座風流寄席(バレ噺) 

2017年06月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

土曜日は絶好のウォーキング日和だった。
中席が終演になった、午後四時を少し過ぎた頃は、まだ明るい。
隼町から銀座まで、皇居沿いの内堀通りを、時計と逆回りに歩いた。
と云っても、前回とは異なり、進行方向右側の歩道を使った。
道幅の分だけ大回りになるだけでなく、内堀通りに流入する道路を横切らないといけないので、時間が掛る。
時間なら、たっぷりあるし、新しい景色を期待した。

最高裁判所、憲政記念館、国会前、警視庁、法務省、日比谷公園を見ながら銀座へ向かった。
日比谷公園に至っては、園内に入り、道路沿いの小道を歩いた。
この時間は、中席の興奮を冷まし、新たな気持で風流寄席に臨むためにも、重要である。
のんびりと、梅雨の晴れ間のウォーキングを楽しんだ。
それでも、パトさんと待ち合わせた地下鉄の改札口には、約束の三十分近く前に着いた。
現地集合でも良いのだが、直接行くときは、改札口から一緒に会場へ行っている。

先月のプログラムでは、今回の演題は『千両みかん』だったが、『短命』に替わっていた。
バレ噺(艶笑噺)という、性を扱った落語である。
直接的な表現を避け、「当分は昼もたんすの鐶がなり」などの川柳を交えて、噺は進んだ。
大師匠の三遊亭圓生譲りに芸だというが、鳳楽師ならではの品を感じた。
当初、初めて聴く噺と思ったが、そうではないことに気が付いた。
三遊亭小遊三師の口演だと思ったが、いつ頃の事か思い出せなかった。

翌日、帰宅してから、作成したばかりのデーターベースを見たが、それらしい演題は載っていない。
少し考え、ようやく事情が判明した。
一昨年の二月、初めて行った国立演芸場の公演は、演題こそ記録にないが、出演者は分かっている。
その中に、小遊三師の名前があった。
「手と手が触る。目と目が合う」と云った後、ニヤッと笑った彼の顔を思い出した。
些細なことだが、データーベースが、役に立った。

   *****

6月17日(月)の宴席(クロムツとカラス貝の刺身・常夜煮)



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ウイールマンさんへ

吾喰楽さん

私のウォーキングも、騙し騙しです。
時々、右膝と、左右の股関節が痛くなります。
屈伸運動すると、大概は治まります。

整形外科で受診しましたが、老化現象とのこと。
まだ、軽度なので、治療の必要はないと云われました。

2017/06/20 05:40:24

吾喰楽さん

ウイールマンさん

ちゃんと歩けて立派です。
ちゃんとまっすぐ歩くのは これはかなり難しいものですよ。
こちらは今だにまだ上手にバランスを取って、まっすぐには歩くことができません。

次回は是非歩きかたを 御教授して頂けたらと思います。

以上宜しく。

2017/06/20 05:20:33

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