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未だに夢を追うシニア 

2017年04月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

ピアニストの内田光子さんが、二度目のグラミー賞を受賞したので、これで演奏会で聴けるチャンスは、又遠のいた気がする。


20歳くらいの頃から、ずっとファンだった若きヴァイオリニスト、樫本大進君も、ベルリンフィルのコンサートマスターになっって以来、聴く機会に恵まれていない。

話題になる前、豊田市であった彼の「バッハ無伴奏ソナタ」のリサイタルの時は、聴衆の数は殆ど数えられるくらいにしか、集まっていなかったのに・・。

翌年、知立市で開催されたリサイタルは、早々に完売になって、聴けなかったのだ。

勿論、そのすぐ前に、彼が時の人になってしまったから・・。


内田さんは、演奏は言うまでもないのだが、インタビューが、とにかく面白い。

ユーチューブに沢山載っているのだが、生憎それらは大半が英語なので、私には全部が解るわけではない。

でも、内田さんの音楽に対する真摯な情熱がつたわってくるし、曲に対する彼女の理解も想像できる。

そして、語っているときの彼女の表情の豊かさ。


彼女の演奏には、一音たりとも曖昧さがない、と言える。

すべて、演奏者の理解と解釈に基づいて表現されているし、表現するための技術も、勿論隙が無い。

そして、、それが学術的に極められている以前に、内田さんの深い共感が伝わってくるのだ。


先日、当地で内田さんのリサイタルを聴いた人の話を聞いた。

プログラムは、シューベルトの即興曲のみ。

会場は満員だったそうだ。

「そんな地味なプログラムで満席というのは、みんな内田さんを聴きに来ているのよね・・」

そこで、止めておけば良かったのだが、思わず口から出てしまった、失言の一言。


「そんなピアニストになりたかったなぁ・・」



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村雨さん

シシーマニアさん

名刺が好きなのと、共通していますね。
社会的な評価で判断するのは、楽ですから。

内田さんの演奏は、そういった俗世間とは異次元にあって、痛快です。

シニアを、夢の世界へも連れて行ってくれる程に・・。

2017/04/26 10:21:29

どの世界でも

さん

それはあるでしょうね。
売れるか、賞をとるか。
両方得られるか。
あるいは、もう少しだったのに、と思ったり。

2017/04/26 06:01:03

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