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独りディナー
老・女子会
2017年04月15日
テーマ:シニアライフ
昨日は、大学時代の友人と「老女子会」
昨年、偶然見つけた小さなイタリアン。
チェロのお仲間は、今は全く違う職種で重責を担っているのだが、それ以来何度も訪れてるらしく、すっかりお馴染みになっている。
私も、何度か訪れているお気に入りの場所だ。
まずは、スパークリングワインから始めて、運転派のピアノのお仲間も、昨日は地下鉄で来ていたので、次は白ワインへと進む。
メニューにはなかったけれど、試しに訊いて見たイカのフリッターも出してくれたし、タコとジャガイモのサラダや、アサリと菜の花のスパゲッティと、手長エビのグラタン。
どれも美味しくて、久々の音楽仲間とのおしゃべりが、何と言っても楽しかった。
先週まで、ほぼ半年間準備を続けてきた演奏会は、一応私が教師なので、リーダーシップの苦手な私にとって、それは楽しいながらも、かなり大変な作業ではあった。
昨日は、気楽な学生仲間のおしゃべりだし、随分しゃべったなぁ。
ピアノのお仲間は、先日行われた、友人の退任コンサートを聴いてきたそうで、話はそのことで持ちきりだった。
彼は、留学して帰国後、母校に招かれて長く教授を続け、学部長まで務めた、輝くキャリアの持ち主である。
その傍ら、演奏家としてベートーヴェンのピアノ曲を何十年も掛けて全曲演奏を成し遂げた、学究的な重鎮でもある。
私や主人とは、故郷の中学でも一緒だったので、ずーっと彼の演奏会を聴いてきたし、昨日会った友人達二人は、彼とは附属高校からの同級生で、親しみも強いのだろう。
母校の主催で行われた、退任演奏会はそれは素晴らしかったという。
私も、ネットでその演奏会のプログラムを見ながら、ベートーヴェンの作品の中から「ワルドシュタイン・ソナタ」を、彼が選んでいたことにちょっと違和感があったので、
「ワルトシュタイン、どうだった?」と訊くと、「熱情ソナタでした」という答え。
彼女は同門の後輩なので、何時も礼儀正しく対応してくれるのだ。
「プログラムは、それに後半が、フランクのピアノ・カルテット」と続けるので、
「えっ?ピアノ・クインテットじゃなくて?」と、
これも、彼がどんな風にひいたのかなぁ、と色々想像していたので訊き返すと、
「そうだ、クインテットでした・・。」という答え。
そして、「ああ、ご免なさい。ソナタは、やっぱりワルドシュタインでした」
私はその時、彼女には悪いけど、ちょっと哀しくなった。
聴衆には、それぞれの聴き方があるけれど。
でも、ピアノ専攻で同級生だった人が、名古屋からわざわざ聴きに行って、素晴らしかった、と言いながら曲を記憶違いするとは・・。
会うなり訊かれた私の質問が、まるで詰問風だったのかも知れない。
そして、其処まで私が関心を持っていたとは思わずに、優しい彼女は、ちょっと気持ちがあとずさりしたのかも知れない。
でも、情報とは、発信する方がどんなに誠意を込めたとしても、受け取る方には大して残らないのだと、つくづく考えさせられてしまったのだった。
そして、70を間近に控えた気の若いシニアは、こうして又、一つ学習したのでした。
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えんぴつさん
風来さん、とお呼びした方が適切でしょうか。
「気持ちが後ずさりした」という部分を掬い上げて下さってありがとうございました。
友人を非難する文章にならない様、私なりにちょっと考えたので、嬉しかったです。
髪の毛に触れて俳句の発想が得られると知ったら、後続者はぞくぞくと現れるでしょうね。
でも、私は自分を知っていますので、いつか右脳が花開くときまで、待っています。
「いつかは」という自信があるのも不思議なのですが・・。
2017/04/15 19:45:36
師匠!
最初の一首はきっと、喜美さん宅の事を思い出していらしたのでは・・。
女子はとにかく、美味しいものを目の前にしながらおしゃべりすれば、その内容は余り重要ではないのです。
気楽に語り合える相手が居る、というその心安さでしょうか。
二首目は、それこそ肝に銘じます。
ちょっと、この年で・・、といった恥じらいもありながら書いたのですが、大きな勇気を得た気持ちです。
ありがとうございました。
2017/04/15 19:38:33
よござんした
老若に 関わりあらず 女子会の
その語らいの 賑やかなるらむ
(皆さんの、楽しげな様子が、よく伝わってまいります)
老いてなお 肝に銘ずる こと尽きず
人は迷える 生き物なれば
(それこそが、生きている証しだと思うのです)
2017/04/15 15:34:46