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ナメタガレイ　

2017年03月16日
テーマ：男の料理

正式名称はババガレイというが、関東ではナメタガレイと呼ぶのが一般的である。
関東以北では非常に人気がある高級魚だが、関西ではあまり食べられていない。
高価なので、料理店で使われるほか、デパートや高級鮮魚店で売られることが多い。
スーパーでは、あまり見かけない。
昨日、スーパーで、そのナメタガレイを見つけた。
北海道産の生ものだ。

新鮮で、美味しそうだったが、とにかく高い。
通常、切り身は、二三切れが一パックになっているのに、一切れずつ売っていた。
大きいこともあるけど、一切れが千円近くもするのが、その理由だろう。
そうしないと、一パック数千円になるので、売り難いはずだ。
その中に尻尾側が二パックあり、頭側の半値に近い。
それでも、金目鯛や真鯛よりも高いので、少し迷ったが、買うことにした。

魚津では、ブリの柵の重量単価は腹側が一番高く、背側、尻尾側と続く。
ところが、当地では同じである。
魚津では、ブリ大根用のアラが、結構、高い。
当地では、安い。
切り身の場合は、何れの地でも、頭側と尻尾側は同じ値段が一般的である。
今回のナメタガレイが、値段を変えていた理由が解らなかった。

清酒、醤油、味醂、砂糖を使って、やや薄味で煮付けた。
カレイ独特の臭みがなく、実に上品な味わいだ。
白い身は、舌の上で、程よくほどけた。
食後、パソコンで調べたら、ナメタガレイの人気は卵にあるらしい。
だから、尻尾側を安くしたようだが、身の味だって素晴らしかった。
需要と供給で値段が決まるのだろうが、これからも自分の価値観で食材選びをしたい。

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写真
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