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吾喰楽家の食卓

男は料る 

2017年03月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

ブログを始めた時から、一度は使ってみたかった言葉である。
「料る」と書いて、そのまま「りょうる」と読む。
意味は、「料理する」で、漱石の作品で使われているそうだ。
初めてこの言葉を知ったのは、『サライ』いう雑誌で、十数年も前のことになる。
「料」という字には材料、「理」は道理とか、理屈となどの意味がある。
二つの字を合わせた「料理」とは、食材を食べられるように、もしくは、美味しく食べられるように手を加えること。

海外旅行の経験が少ないので、他の国の事情は詳しくないが、日本は食材に恵まれた国だと思う。
食料自給率こそ50%を割っているが、これは量の問題で、質でいえば世界のトップクラスだろう。
だからだと思うが、日本料理は、食材の持ち味を最大限に生かすため、最小限の手しか加えないことが多い。
刺身を例に上げれば、生魚を切って並べるだけである。
ところが、魚に応じた切り方をすることなどして、美味しく食べさせてくれる。
勿論、見た目の美しさも、重要な要素だ。

昨日、スーパーへ行ったら、刺身用の赤エビを安く売っていた。
今まで、アルゼンチン産の赤エビを買ったことがない。
エビの刺身は好きだが、大きなエビはあまり好きではない。
値段に釣られ買ったのは、塩焼で食べるためである。
エビに限らないが、魚介類は加熱して食べた方が、旨味は増す。
生で食べられる鮮度なら、焼いても美味しいはずだと思ったからだ。

昨夜の夕餉は、手間を掛けたのはエビの塩焼くらいだが、手抜きした訳ではない。
それぞれの食材を、美味しいと思われる切り方をするなど、気を遣った。
スーパーフルーツトマトは、激甘だから薄めに切った。
しめ鯖に見えるが、燻製した鯖ハムなので、やはり厚切りは避けた。
エビの塩焼、トマト、鯖ハム、どれも美味しく食べた。
「料」に合わせて「理」を考えるのが、「料理」だと思っている。

   *****

写真
3月13日(月)の夕餉



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みのりさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

本のタイトルは、「紳士は料る」でした。
ブログでは、自分を紳士と云うのも憚れるので、男に替えました。

毎日、料理をするのは、食いしん坊だからです。
でも「自分一人で食べるのは勿体ない」と、思うことが時々あります。

2017/03/14 20:46:16

エビ

みのりさん

吾喰楽さん
 「料る」と書いて、「りょうる」と読む
さすが料理好きですね
毎日料理をされてすばらしいです。

2017/03/14 20:31:56

エビ

みのりさん

吾喰楽さん
 「料る」と書いて、「りょうる」と読む
さすが料理好きですね
毎日料理をされてすばらしいです。

2017/03/14 20:31:51

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