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新年会in病室 

2017年01月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

元旦は、まずお雑煮を作った。

今年は、お餅の好きな主人が居ないので、一人でせっせと食べていかなくては・・。


婚家で食べていた、豚肉と野菜のたくさん入った、石川県風(?)のお雑煮。


実家の簡素な鶏肉仕立てのお雑煮よりも、子供の頃祖母の家に皆で集まって食べていたお雑煮とよく似ていて、私はこの味が好きだった。



お昼過ぎに病院へ行き、午後になって息子夫婦が、夕方娘夫婦が、やってきた。

今年の新年会は、図らずも病室で、という事になったけれど、いつもは無口な主人が一人で皆を盛り立てて、色んな話題を提供していた。


六人が顔を揃えるのは、昨年のお正月以来である。


それからお婿さんが検索してくれた、病院の近くにあってお正月も開いている、焼き肉さんへ行った。


主人は、焼き肉とか、すき焼きが苦手なので、家族で揃って行った事が無い。


よく私と二人で一緒に行って居た娘は、私が焼き肉好きなのを知っているので、二人で考えてくれたらしい。



私はいつも通り、子供達が揃えば嬉しくてテンション上がりっぱなしだし、自分では何もしなくてもよいので、ビールがどんどん進み、楽しい時間だった。


ホテルをとってあるという娘夫婦と別れて、我が家に泊まる息子夫婦と共に帰宅。


家を出る前に冷凍庫から出しておいた、札幌の義姉が送ってくれた見事な蟹で、二次会。

こんな時は、只一人アルコールの飲めないお嫁さんが、知らないうちに全てやってくれる。



翌日、二日の午前中に、病院で待ち合わせて集合。

気を遣った子供達が、まずお父さんの様子を見てきて欲しいという。

「下で待っているから、調子が良さそうならば、呼びに来て」と、私にはいつも、パシリ役がまわってくる。


様子を見に行くと、幸いいつも通りだったので、ぞろぞろと病室へ入っていった。


南側の明るい部屋で暖かい事もあり、主人も含めて大柄な六人が集合すると、暑さも半端じゃない。

エアコンで冷房しようか、と息子がチェックしていたけれど、この時期は暖房しかないらしく、


その中で、主人が一人、「新幹線の予約はしたのか?」と心配している。


お婿さんは「立っていけば一時間で新横浜につくから、そこから在来線に乗ればゆっくり座れるし」と、落ち着いている。


それでも心配を続ける主人は「いっそ、飛行機の方が楽なんじゃ無いか。此処は飛行場が近いから・・」と冗談とも付かずに言う。


いつも子供達が遊びに来て、私と夢中になっておしゃべりに熱中していると、「そろそろ、新幹線の予約をした方が良いんじゃ無いか」と心配するのが主人なのだ。


今までも、年末に札幌へ帰省しようとして、散々苦労をしたけれど、その心配も主人が一人でしていたものだ。

一度事前に予約できなくて、朝の始発電車に乗って羽田に行き、キャンセル待ちをした事があった。

あの時は一日待った挙げ句、結局最終便の飛行機を大きな機体に変更して、やっと待ちくたびれていた何十人かを全て乗せてくれた、と言う事があった。


まだ幼稚園生だった息子は、一日中パパと飛行場を見物して歩き、すっかり羽田通になってしまった。

帰りも、千歳空港に詳しくなれるかなぁ、と楽しみだったらしい・・。

ラッシュも、子供達の記憶と、パパの体験には、大きな違いがあるのだろう。



写真の嫌いな主人に、息子が巧く頼んで、六人の集合写真も撮った。

息子は高校の頃、「○○(我が家の苗字)の口車」と部活の友人達にいわれて、難しい依頼の場面にはよく担ぎ出されていたらしいが、成る程、鮮やかに主人を説得していて感心した。



昨夜は帰宅してから、一人でアルコールを飲む気にもならず、八時くらいに早々とベットに入ったのに、何と目覚めたのは朝の七時だった。

11時間も眠った事になる。


寝室では電話が聞こえないので、今は携帯をマナーモードにして枕元においているが、息子からの着信にも気づかずに爆睡していたらしい。


これから長丁場になりそうだから、体力をつけて、普通に生活していこうと思う。



追伸*
一昨日のブログには、沢山の方がお心のこもったコメントを下さり、本当にありがとうございました。



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喜美さん

シシーマニアさん

いつも暖かいお言葉を書いて下さってありがとうございます。

私は、病院もまあ近いですし、病人の主人が何でも自分でしようというタイプなので、只行くだけです。

でも、役に立たなくても、家族が側に居るというのは、きっと心が安まるんじゃないかな、と思いながら通っています。


これが、人生ですね。

2017/01/04 19:07:41

お見舞い

喜美さん

毎日行くことも疲れます
貴女よりまだ若かったかしら
主人が網膜剥離で大学病院に入院した時 未だ二人元気でしたし毎日朝から行きました 下向いて寝て食べる時も其のまま手伝わないと食べにくいので 我慢強い人で動かず下向いていましたから確り付いて直り良かったですけれど お勤めした事のない私が毎日ラッシュに出合い1週間でしたけれど疲れました 心臓の方は県立ですから東京に行くほどでもないし
娘が車で一緒でしたから それにしても介護(ただ行くだけ)でも疲れます
ご自愛ください

2017/01/04 07:56:41

Reiさん

シシーマニアさん

気遣って下さって、ありがとうございます。

場所はともあれ、家族が顔を揃えることができて、嬉しかったです。

「来なくて良いよ」と言っていた主人も
「よく来てくれたなぁ」と、嬉しそうにしていました。

2017/01/03 21:30:52

村雨さん

シシーマニアさん

いつも、お心に掛けて下さってありがとうございます。

病の辛さを実感してらっしゃる方ならではの、思いやりでしょうね。
主人も、自分が周りに迷惑を掛けることを、最も気にしているのが、ひしひしと伝わってきます。

私は今日まで、主人のお陰でなんとかやってこられたので、今こそできることはしようと思っています。


只、できる範囲が狭くて、それが悩みですけれど・・。

2017/01/03 21:28:09

新年会

Reiさん

病院でも、皆さんが揃われてよかったですね。
看病は、色々気を使って、お疲れだと思います。

私などは、何もしなくても病院に行くだけで疲れていました。
気晴らしをしながら、疲れ過ぎないようにしてくださいね。

2017/01/03 13:27:43

とりあえず…

さん

ご病人が、周りの心配ができるほどで、安堵されたことでしょう。

シシーさんも、それだけ眠ってしまうということは、お疲れになっていたのですね。
病院通いって、なにもしなくても疲れるもの、バランスをとりつつ、お過ごしください。

2017/01/03 09:06:46

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