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敏洋’s 昭和の恋物語り
信州・箱根での美術館巡り 第二章 ポーラ美術館〜モダン・ビューティ〜 (十三)デュロン[母と子(フェドー夫人と子供たち)]
2016年12月25日
テーマ:テーマ無し
今回の目玉的な、展示です。
中世における女性たちのファッションに触れたくて計画した今回の旅です。
構想中の[マリー・アントワネットに恋した男]がフランスを舞台にした作品であることから、少しでもその雰囲気に浸りたいと考えたわけです。さてさて思惑通りに、中世おフランスに飛び込むことができますやら…。
デュロン作 母と子(フェドー夫人と子供たち)
椅子に座る母親に「ママママ、ママってば」と声をかける妹。
美しい女性の子どもであることを自覚し、其の母をどうしても自分に振り向かせたいと願う所作に見える。
もう一方の傍らに立つ姉は、母から受け継いだその美しさをすでに自覚しているようだ。
一点を静かに見つめる所作は、もういっぱしのレディ気取りだ。
大きくあいた胸元の赤い薔薇が鮮烈な印象を与える。
自慢の二人の娘を従えた母親の、幸せの絶頂期なのだろう。
自信に満ちた笑顔が、まぶしく感じられた。
作品解説――国立西洋美術館HP
この作品は、カロリュス=デュランの娘とその子供たちを描いている。
彼女は、演劇作家として、また印象派やナビ派の作品の収集家として名を残しているジョルジュ・フェドーの夫人であった。
対象の質感を手にとるように描き出す伝統的なアカデミックな技法と、印象派の人々が多用した即興的な筆の運びとの折衷が眼を惹く本作品は、世紀末の公的な展覧会に出品され、一般公衆の人気を集めていたいわゆる「サロン絵画」の典型的作例の一つである。
印象派がすでに画壇の一角を占める勢力となり、その反動としてのさまざまな傾向が顕著であったこの時期、美術界の主流であるサロン画家たちの多くは、印象派の様式を部分的に摂取しては、アカデミスムとの折衷を試みていたのだった。
着飾った母と子の姿を三角形の構図の中に収めた画面は、物質的な恵みを享受する当時のブルジョア層が理想とした家庭的幸福の情景の一つを今に伝えている。
フェドー夫人の黒い服と胸元の赤い花、女児の白い服と手にもつ淡黄色の花など簡潔な色彩の対照は、カロリュス=デュラン独自のものであろう。
ことに、19世紀フランス美術に少なからぬ影響を与えたスペイン趣味に由来する黒は画家のもっとも好んだ色の一つであり、彼の親しい友人であったマネもまた、黒のもたらす効果を愛したことはよく知られている。
(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 99)
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