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2016年11月26日 外部ブログ記事
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 「鶴亀」から謡の基本を再確認

  清水能楽師主催の 澄声会発表会も無事終了し、ホッとしています。セルリアンホールでの発表会はこれで昨年に続き二度目です。次回の発表会は銀座に今春落成する、観世宗家の能楽堂での発表会になるのでしょうか?

 さて、「海士」の後の練習曲は「観世流初心謡本」三巻のうち、最初に出てくる「鶴亀」、即ち、誰でも謡を始める際に最初に習う曲に戻って、その基本を再度勉強し直すことにしました。私も既に勉強が終わった曲ではありますが、昨日は清水先生から、改めて新鮮な指導を頂きました。謡の基本は節や声の高低にあるのではなく、どのような設定で、誰がどの様な気持ちで、物語を語り、謡うのかにつきます。

 当に「初心」に戻り、勉強し直す意味は何事も同じなのですね。改めてプロの指導を受けると何事も新鮮であると同時に、実は何もわかっていなかったことを再確認させられます。一字一字の正確な発音と、例えばサシ謡の決められた技法、ツヨ、ヨワの謡い方、間(拍数)のとり方、サシ謡から上歌への転換場面の謡い方の決め事など等、初めて習うことばかりで、眼から鱗とはこのことですね。

 処で、先日の検診の結果は正式には連絡を受けていませんが、弁検査で陽性反応(一回分だけ)が出ていました。昨日ホームドクターに相談したところ大腸がん検診を受けられたらとのアドバイスをもらいました。これまで大腸がん検診は受診したことがなく、なんとなく痛そうなので気がめいります。とは言え、陽性反応が出た以上、放置するわけにもいきません。来年初にでも専門医を紹介してもらい検査を受けることになりそうです。これからまだまだ長い人生です。日々是好日。

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