ウイールマン

チャレンジはしてみたが、、 

2016年09月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

南国特有の木々の合間を渓谷に向かって走り出す。

何となくこれならいけそうだとの予感がする!

しかし暫くすると、だんだん坂がきつく。
 
今までだって、このような坂は上り切ってきてる。

だんだんスピードが落ち始める。
 
ギヤもこれ以上落とせないところまで来てる。

体中から汗が吹き出し、
申脈数も限界の180まで来る。

今までに経験したことのない急坂が現れる。

これがワイメア渓谷の挑戦なのか。

昔バイクレースを始めたころの事が思いだず。

これはたかが年寄り連中のバイクレース。

スタートを切った途端、皆すごいスピードで走り出す。

あっという間に、集団から離され、必死になって追いつこうとしても、皆どんどん見えなくなる。

こんなはずじゃなかった。

同じ年寄りなのに、凄いスピードで走っている。

一人で走り続ける。

暫くするとバイクに乗った審判員が来て、コースから出ろと。
そこでのそのそ走っていたら、他のレーサーたちの邪魔だ。

そのときの事を思い出した。

しかしここには審判員もいない、登るか止めるかは自分で決められる。

出来るまで上り続けたい。

暫くすると又坂が厳しくなってくる。

申脈数が上がり始め、これ以上走ると危険水域にはいってしまう。

難所の最初の10キロの、半分あたりの5キロ地点。

小休止をして申脈数落とすが、一度上がったのはすぐには落ちない。

ペース配分を完全に間違ってしまった。

自分自身の力の過信から来た、ここまでのあまりにもハイペース。

また走り出す。

今度はスローペースで。

しかし長くは続かない。すぐへたってしまう。

しかし今更諦めて引き返すことなどできはしない。

せめて入り口から10キロの、フロントサイドとバックサイドロードの分岐点まで行きたい。

南国の熱い太陽が照り付け汗が噴き出す中、誰もいない道を一人で走る。

この坂を登れば少し平たんになるはずだ。 

あそこの曲がった坂を登れば楽になるかも。

ただ目の前の坂だけをクリアーしようと、ペダルを踏み続ける。
そしてその坂をクリアーすると、また別の坂が現れる。

その繰り返しか続く。

ただペダルを踏み続ける。

大きな木が見えた。 

あの木の下では熱い日太陽の光も届かず、少しは涼しいかもしれない。

木の下に行き小休止。

ボトルに残った僅かな水を飲み、また登りり始める。

バイクのナビでは、10キロの分岐点には近くなってきてるはずだが、まだ見えない。

いくらぺダルを踏んでもなかなか見えない

こんな苦しみが永遠に続くと思った。

暫くすると、少しの下り坂。

その先にやっと分岐点が見えた。

そこに車が一台止まっている。

誰かがいるのだ。

何とか車に近づき、一言。

”水がなくなってしまったので、もしあれば少しでもいいから分けてほしい“

快くコップ一杯の水をくれた。

その美味しかったこと。

これからはもう登らないで、フロントサイドの道を下って帰ろう。

下の村まで行けば、食料や水も十分補給できる。

予定以外の事をしたが、何とかあきらめずに最初の10キロの難関はクリアーしたのだから。

明日か明後日でも、またチャレンジしに来ようと思い坂を下り始めたのだが、、、

このライドは、まだまだ終わってはいなかった。



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喜美さん

ウイールマンさん

はい了解です。

楽しみながら走ります。

といっても、やはり誘惑には弱いんです。

これでいつも失敗する、、、、

2016/09/20 03:20:55

良かった

喜美さん

私は心臓が悪いので
すぐ心拍数気にかかります
読ませていただいても
未だやるの やめなさい何回も
言ってしまいました
もう楽しみながらやってください
丈夫な体があるから出来るのです

2016/09/19 17:19:28

沙希さん

ウイールマンさん

はい了解です。

ほんとに無謀でした。

しかしこれからが、今回のライドの始まりでした。
まだ終わってはいなかったのです。

疲れちゃって、最後まで書けませんので、もう寝ます。

2016/09/19 12:13:06

無茶して!

さん

登り口まででも、かなりの距離です。
そして、カラッとしても常夏のハワイです。
只でさえキツイ、マウンテンロードを10kmも登ってしまって・・・
はやる気持ちはわかります。でも、無謀ですよ。
上に、運よく水を下さる方がいらしたからよかったけれど、熱中症でお陀仏もあったかも?
ハワイの難所を舐めてはいけません。
満を持して、再チャレンジして下さい。

2016/09/19 11:44:49

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